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効率を上げるためにまずやるべきこと

キレのある状態にする

社員:効率を上げるためにまず何をすべきですか?
杉山:料理をする前に僕が必ずやることがあります。一流の料理人なら必ずやっていること。何だと思いますか?
・全ての食材を準備する
・料理する手順を確認する
・キッチンを片付ける
・手を洗う(たしかにそう!・笑)

色々な意見が出ます。もちろん全て正解ですが、私が必ず最初にやることは、
「包丁を研ぐこと」です。

手入れの行き届いた切れ味のある包丁は、料理のスピードをあげるだけでなく、料理の味も格段に良くなります。ビジネスにおいて包丁とはあなた自身です。包丁を研ぐということは、仕事に臨むにあたり、キレのある状態にするということ。

例えば、商談に臨む際、どのように準備しますか? プレゼン資料を準備するだけでお客様のもとへ向かっていませんか? 私は一人で何度もロープレをし、録音を聞き返します。あえて語調を強める箇所や声を小さくする箇所、話すスピードを変えるなど、プレゼン資料にメモを取ります。精通していない業界であれば、台本まで書きます。あらゆる質問にその場で答えられるよう関連事項の枠を超えて勉強して臨みます。これが、私にとって「包丁を研ぐ」という作業です。

「そんなに準備に時間をかけても良いのですか?」

これらの準備は一回の商談のためではなく、次の仕事にも必ず生きます。準備で得た知識や経験は必ず自分の中に積みあがっていくでしょう。その結果、次の準備はもっと短時間で済むようになります。最終的には突発的に物事を聞かれても、瞬間的に応えることができたり、全く違う業界でビジネスアイデアに繋がったりします。

自分という包丁を毎日丁寧に研ぎ続けることが、結果的に高い品質とスピーディな仕事につながっていくのです。


余談ですが、良い包丁を一本買ってみるといいでしょう。料理の度に包丁を研ぐことで、自分自身の戒めになります。