ロゴ作成オンランインサービスの「Logaster」が10の2021年のロゴデザイントレンドを挙げています。今回はその一部を、実際に2021年に入って作られたロゴの事例を見ながらご紹介したいと思います!
https://www.777logos.com/blog/logo-design-trends-2021/
シンプル
クリーンな構図、シンプルなタイポグラフィ、装飾のないロゴは、今後もトレンドを支配していくでしょう。2021年には、ミニマルな効果を持つ、より印象的なロゴが登場することでしょう。
1月にリニューアルされたバーガーキングのロゴ。
旧ロゴと比べると、バンズのハイライトや周りを囲う青のスウッシュなどの装飾がなくなり、とてもシンプルになっています。
オリジナルフォント
オリジナルのフォントは、あなたの聴衆に感動を与え、あなたの会社についてもっと知りたいと思わせるための最良の方法です。あなたのロゴがすでに多く使われているフォントを使用している場合、完全にゼロから新しいタイポグラフィを作成するのをおすすめします。
先に挙げたバーガーキングのロゴですが、フォントも一新されています。
新ロゴに使われているフォントは商品にインスパイアされて新たに作られた「Flame」というフォントです。大きく、丸みのあるのが特徴でおいしく見えるようデザインされているそうです。
グラデーション
2021年、デザイナーはグラデーションの無限の可能性を探求し続けるでしょう。シームレスなトランジションやシャドウは、あなたのデザインに劇的な効果を加えるための効果的なツールです。最良の方法は、1つの色を使い、その彩度で遊ぶことです。グラデーションは、平面的なイメージを立体的なものに変えるのに適しています
1月にリニューアルされたGM(General Motors)のロゴ。異なる色相ではなく、青の彩度によるグラデーションでデザインされています。
デストラクション
デストラクションテクニックは、インクを使い果たしたか、碑文が擦り切れたかのように文字を残します。同時に、デザインがまだ読みやすいことを確認する必要があります。ディストラクション(destruction)とは、「破壊・破滅」という意味です。ここでは文字が切れていたり、一部が欠けているデザインを指します。
こちらはセーラー万年筆のロゴです。創業110周年を迎えるにあたり、リニューアルされています。文字の一部を欠けさせたデザインには繊細で日本的な美意識が込められているそうです。
オーバーラップ
2色以上の幾何学的な形を重ねることで、エンブレムに深みとボリュームを与えることができます。さらに、このトレンドでは幾何学的な形を組み合わせる方法がたくさんあります
世界的なエンタープライズ・アプリケーション企業であるIFSの新ロゴ。幾何学的な形で、かつ2色のグラデーションにより立体感のあるデザインになっています。
極細ライン
太い柄や派手なひねりはもう過去のものです。2021年は、シャープな細い線で描かれたエレガントで風通しの良いロゴで私たちを驚かせてくれるでしょう。
一昨日2月25日にプジョーの新しいロゴが公開されました!「PEUGEOT」のラインは旧ロゴよりさらに細くなっています。ライオンのエンブレムも洗練され、高級感のあるデザインになっています。
モノグラム
2021年には、モノグラムは単独のトレンドとして見られるようになるでしょう。モノグラムは、基本的にこのリストにあるトレンドのすべてと組み合わせることができます。鮮やかなグラデーション、スマートな幾何学的形状、ネガティブな空間効果など、自由にモノグラムを組み立てることができます。時代を超越したモノグラムをベースにしたデザインは、安全で保守的なブランドのコンセプトを合理化するのに非常に優れています。
最近コロナワクチンのニュースもあり頻繁に耳にするファイザーも1月にロゴをリニューアルしています。モノグラムと先に挙げたオーバーラップが組み合わせられています。