こんにちは。デザイントランスメディアの山口です。
今回はグーグル広告の広告表示オプションアップデート情報について記事を書いていきたいと思います。
1.広告表示オプションとは
広告表示オプションとは、掲載結果の向上が見込まれる場合、広告の掲載位置と広告ランクが上位である場合に表示される、広告を装飾するオプションのことを示します。
代表的な例としてサイトリンクがありますが、設定を行う事で表示可能エリアが拡大し、4つのサイトリンクを設定する事でクリック率が20%向上するといわれています。
2.広告表示オプションのメリット
・品質スコアの向上、改善
広告表示オプションのメリットとしてページの品質スコアの向上、改善見込めます。
Google広告ヘルプページを参照すると、「広告ランクは、入札単価、オークション時の広告品質、広告表示オプションやその他の広告フォーマットの見込み効果を使って計算されます。」との事。
広告表示オプションによりユーザーの利便性が上がれば、広告ランクも上がる可能性が大きいといえます。
表示面積も上がり、なおかつ品質スコアの向上も見込める為設定を行っておいて損はないと思います。
・クリック率が向上する
画面の占有率が上がる為、クリック率が向上します。
設定を行っておけば料金を知りたいユーザーには料金を表示させ、サービス内容を知りたい人には、サービス詳細を表示させることができます。
・CVRが向上が見込める
広告表示オプションを利用すると、ユーザーへの訴求が増え、ユーザーが欲しい情報ににリンクさせる事ができるため。広告を見た段階ある程度のイメージを付けることができるようになります。
結果としてCVに至るまでの経路が短くなり、ユーザーの離脱が減るためCVRが向上が見込めます。
3.2022年3月以降のアップデートについて
これまで広告表示オプション(自動)は主に手動にて設定された広告表示オプションが使えない、もしくはそもそも設定されていないケースにおいて、特に広告の掲載結果向上につながると予測される場合に自動生成、展開され広告配信をサポートしてきていましたが3月中旬以降は手動設定されているものが機能している状態においても広告表示オプション(自動)が一部機能するよう仕様変更される予定となっております。
手動設定を行っている場合でも、動的サイトリンク、動的コールアウト、動的構造化スニペットが一部自動で表示されるようになります。
意図しないリンクが動的に生成される可能性もあるので、意図しないページにリンクを行いたくない場合は広告表示オプション(自動)をオフにしておくのがいいでしょう。
4.広告表示オプションの最下部設定が優先される仕様が変更
今まで広告表示オプションはアカウント、キャンペーン、広告グループとレベルに応じて設定を行う事が可能でした。
この使用は今後も変更になる事はありませんが、これまでは最下部のレベルで設定したものが最優先で露出する仕様となっておりました。
この仕様が2022年3月以降はアカウント、キャンペーンレベルで設定したものがあれば、広告グループレベルで広告表示オプションを設定していたとしても、必ずしも広告グループレベルで設定したものだけが露出するという状況にはならないことになります。
つまり上位に設定している広告表示オプションが意図せず露出されるケースがありますのでアカウントの設計を広告表示オプションを含めた上で設計を行う必要があります。
いかがだったでしょうか?
広告の仕様変更は頻繁に行われている為仕様が変わり今までの設定では意図しない露出が行われてしまう事もあります。
もし難しい、わからないという事がございましたらそういったご相談もお気軽にお問い合わせください。