1. トップページ
  2. コラム
  3. 【企業のWEB担当者様向け】WEB制作の要件定義項目まとめ

【企業のWEB担当者様向け】WEB制作の要件定義項目まとめ

こんにちは。
福岡のホームページ制作会社デザイントランスメディアの村尾です。

ホームページを新規制作、リニューアル、改修する際に行う「要件定義」。
WEB制作会社やはシステム開発会社では一般的に使用する言葉ではありますが、企業の担当者さんには実際に何を行えばいいのかわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事ではWEB制作における要件定義の項目をまとめました。
重要なポイントなのでぜひ最後まで読んでみてください。

そもそもWEB要件定義とは


要件定義とは、課題の解決、要望や目的を明確にし、それを達成するためにどのようなことを行うのかを「見える化」する作業です。WEB制作であれば、新規でサイトを制作するのか、リニューアルを行うのか、ECサイトをどのように改修するのかなど実際の制作作業を進行する前に行います。
目的は様々で、ECサイトであれば売り上げ増加や商品のブランディング、コーポレートサイトであればサービスの周知、お問い合わせ数の増加、ブランディング強化などがあげられます。

例えば、家を建てる際に、「玄関は広い方がいい」「駐車場は2台分欲しい」「収納は多く」など建築会社と話をすると思うのですが、要件定義はそれに近いです。

要件定義があいまいだと、認識のズレからトラブルになることが多いです。
実際にサイトを制作後、必要なページが足りなかったり、使わない機能が実装されていたり、管理画面が使いにくかったり…など、無駄がコストや時間だけがかかってしまうこともあります。
そのため、目的を共有し、しっかりと時間をかけて要件定義を行うことをおすすめします。

要件定義で決めること


・プロジェクト連絡ツール
どのツールを使用して連絡、コミュニケーションをとるのかをあらかじめ決めておきます。
メールやChatwork、Slackやプロジェクト管理ツールなどをよく使用しますが、連絡するツールをまとめることで確認漏れを防ぎます。

・概算スケジュール
要件定義の目安となるスケジュールを作成します。
弊社の場合、要件のボリュームにもよりますが1~3ヶ月が目安です。

・分析
現行サイトのアクセス分析を行い、課題抽出を行います。
サイトの分析だけではなく、競合分析など市場全般のマーケティングを行います。

・成果の定義
最終的な成果=売上・利益に直結するために、各分析項目の成果を定義します。
現状の数値からリリース時の概算の目標、例えば3年後の将来的な目標なども定義します。
基本的にはリリース時にはオーバースペックにならることを防ぎ、最小限の投資で効果が出るようにスモールスタートを目指します。

・デザイン
言葉だけで伝えることが難しいので参考のサイトを共有し、デザインや構成を決めていきます。
また、ターゲットにあわせたUI/UXを設定します。

・コンテンツ
ページ一覧、URL、掲載する内容、キーワードを設定します。

・システム
開発言語やCMSなど実装する機能、ECであれば決済項目などを検討します。
規模に合わせて将来的に実装する機能も洗い出しを行います。

・インフラ
定義した成果を達成するために必要なサーバー、ドメインを選定します。

・セキュリティ
情報の機密性を守る、外部からのアタックなどを防ぐなど防衛策を検討します。
もちろん、セキュリティは強固であればあるほどいいのですが、その分費用がかかってくるため、ステージにあわせたセキュリティレベルを設定します。ECサイトなど大量の個人情報を扱う場合は最大限の注意を払い、万全を期した防衛策を施します。

・品質チェック
検証する範囲や内容、対象OS・対象ブラウザなど確認環境を設定します。
誰がどのようなチェックをどのタイミングで行うかを事前に決めておきます。

・リリース
リリースの期日、時間を決めます。

・運用保守・サポート体制
サイトリリース後の運用・保守・サポート体制をきめておきます。
保守する範囲、運用費用、毎月の定期定例会議など事前に話し合いを行います。
リリース後もメンテナンスや更新などを請け負います。

上記が弊社で行っている要件定義のおおまかな内容です。
要件定義のあとに実際のサイト設計、構成案の作成フェーズに移行します。
無駄なコストを無くし、時間を有効に使いながら目的や目標を達成するWEBサイトの制作を行うため、十分な時間をとり要件定義を行うことをおすすめします!

ホームページ・ECサイト運用に関する情報をメルマガで配信中!
WEB担当者様向けのお役立ち情報を無料でご案内しております。
登録は下記フォームから!


この記事を書いた人

村尾 俊一

Creative & Development Division