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【WEBデザイナー志望の学生さん達へ】デザインを説明する必要性

こんにちは。デザイントランスメディアの村尾です。7月も中旬に差し掛かり、夏の暑さが堪える時期になってきました。いや~~毎日本当に暑いですね!さて、弊社では毎年、夏真っ只中の7月から8月のにかけて専門学校や大学の学生さん達がインターンにいらっしゃいます。皆さん一生懸命、課題や自分の将来について考えるなどインターンに取り組まれており、今年も非常に楽しみです。そのインターン中によく学生さんが制作したポートフォリオやデザインのレビューの依頼やアドバイス求められるのですが、正直、どうアドバイスしたら良いか非常に悩みます…なぜ、かと言うとそもそもの目的が具体的に設定されていないことが多いので、良い悪いを伝えることが難しいんです…今回はWEBデザイナーを目指す皆さんに、自分のデザインを説明するポイントをお伝えしたいと思います。

デザインを説明する意図

「このデザインどうですか?」と尋ねられても、そのデザインに至った背景や目的ががわからないので、デザインの基本的な最低限のルールに沿っているかぐらいしかアドバイスができません。このような時はいつも「どうしてこのデザインになったの?」と聞き、できるだけ背景をヒアリングするようにしています。WEBデザインに関わらず、依頼を受け、デザインを制作する際はクライアントの課題や目的がはっきりしている場合が多いです。(芸術的なデザインを除いて) なので、デザインだけのレビューではなく、同時にデザインに至ったロジックやしっかりとした設計のもと目的を達成するために考えられたデザインであれば、アドバイスなど伝えることができます。例えば、「クライアントの課題が〇〇なので、それをクリアするために配色、フォント、レイアウト、UIをこのようなデザインにしました。」など、具体的であればあるほど、デザインに説得力が生まれます。ターゲットとなるユーザーの性別や年齢層、スマホなど閲覧するデバイス、どのようなタイミング・場所で見られるのか、など設定が細かくリアリティがあるとより考えられたデザインだと受け手は感じると思います。デザインが良いにこしたことはないですが、WEBデザインでは芸術的なセンスより目的を達成させる、成果を上げることが前提となっていることが多いので、デザインによる目に見えない成果の部分をしっかりと説明する必要があります。実際の業務の話になりますが、クライアントはデザインの知識が無い方もいらっしゃるので、デザインを説明するスキルは間違いなく必要です。受け手に伝わらなければ、せっかくの良いデザインも無駄になってしまうこともあります。

説明するポイント

まずは、デザインに入る前に以下のことを設定しておくと説明しやすいです。・目的(ゴール)の設定・ターゲットなどデザインの要素になるものを洗い出す・コンテンツ優先順位を決める・根拠となるデータ・他社サイトの分析から導き出した仮説を立てるあとは練習あるのみです!知り合いなどに制作したデザインの説明を聞いてもらい、不明点など確認して、精査していきましょう。明確なターゲットを絞り、根拠を示した設計、デザインの説明を行えるようになれれば、デザイン制作時の質が変わってきます。自分のデザインをしっかりと説明できるスキルを身に付け一歩先のWEBデザイナーを目指してください!
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この記事を書いた人

村尾 俊一

Creative & Development Division