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いまさら聞けない。リスティングのマッチタイプをおさらい。

こんにちは。Web広告の担当をしている山口です。
広告の運用をおこなってもう15年になりますが、最近年のせいか基本的なことを聞かれてもぱっと頭に出てこず困ってます…

今日は備忘録も含めて広告のマッチタイプについて書いていこうと思います。

マッチタイプとは


マッチタイプとはリスティング広告を出稿した際に、検索キーワードに対して広告掲載の範囲を決定するための設定のことです。下記の4パターンがマッチタイプです。設定はかっこで囲ったり文章の頭に+をつけたりと設定しててもたまにど忘れすることがありますので気を付けないといけないですね。ちなみに設定はグーグル広告で書いてます。

・部分一致…特に前後に何もつけずにキーワードを登録
・絞り込み部分一致…検索のキーワードの前に+をつけて登録
・フレーズ一致…キーワードを「""」で囲んで登録
・完全一致…キーワードを「[]」で囲んで登録

ちなみに図にすると下記のような感じになります。

ではそれぞれ特徴を踏まえてそれぞれの説明を行っていきますね。

1.部分一致


【特徴】
・デフォルトで設定される
・想定外の検索語句にも広告が掲載される

部分一致では「ホームページ制作 福岡」でキーワードを行ったとします。
そうすると「ホームページ制作 東京」や幅広いキーワードで広告を出稿を行ってくれるため想定外のキーワードでCVにつながる可能性もあるため、新しいキーワードなどを探すときに便利です。
ただ、気を付けないといけないのは登録しているキーワードのすべてで部分一致となってしまうため「福岡 カフェ」などの関係ないキーワードも拾ってきてしまいます。
こういった部分一致で広告を出稿する際は次で紹介を行う絞り込み部分一致と組み合わせて使うか広告文の見出しにわかりやすい文章を出して不要なクリックを回避する対策をとるようにしましょう。

2.絞り込み部分一致


【特徴】
・キーワードの語順に関わらず、登録したキーワードが検索語句に含まれる場合、広告は掲載される
・部分一致のようにキーワードが拡張されて意図しない関連語で広告が掲載されるリスクが少ない

絞り込み部分一致は、表示させたいキーワードの頭に半角の「+」をつけることで絞り込み部分一致となります。
例えば「ホームページ制作 福岡」で必ず「ホームページ」とキーワードが入ったものに表示を行いたい場合は「+ホームページ制作 福岡」と設定を行います。
そうすることによって部分一致のような想定外のキーワードでの表示を行わないようにします。広告にかける予算が少ない時などはこういった絞り込み部分一致を併用して設定を行います。

3.フレーズ一致


【特徴】
・設定したキーワードと同じ順番の場合、広告は掲載される
・完全一致では語順が異なる場合でも広告は掲載されるが、フレーズ一致の場合は掲載されない
(※例外的に掲載される可能性はあるとかなんとか…)

フレーズ一致で気を付けないといけないのはキーワードの順番が違うと広告が表示されないということです。
「ホームページ 福岡」をフレーズ一致で設定を行っている場合「ホームページ 福岡 安い」などのキーワードでは表示されますが「福岡 ホームページ」というキーワードでは表示されないため、両方で表示を行いたい場合は併せて「福岡 ホームページ制作」というキーワードも登録するようにしましょう。

4.完全一致


【特徴】
・設定したキーワードと完全に一致した場合、広告が掲載される
「ホームページ制作 福岡」「福岡 ホームページ制作」などの語順の入れ違いがあっても、広告は掲載される
・「サーバー」「サーバ」などのキーワードの揺れがあっても、広告は掲載される。

完全一致は目的としたユーザーに対して広告を表示できる設定なのですが、競合が多いため高騰してしまっております。
1,000円を超えていたり士業に関してはワンクリック2,000円近くしたりしました…
出稿する際は単価を調整してできるだけ安く上位表示できるよう調整を行う必要があります。

以上がマッチタイプに関する基本的な説明となります。
どのマッチタイプも一長一短ありますので、文中でも紹介したように広告文と組み合わせることで効果的に広告の出稿ができると思います。

もちろん弊社でも運用の代行を行っておりますのでもし不明な点などございましたらお問い合わせください!

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この記事を書いた人

山口 晃弘

ソリューションチーム