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2022年売れた物ランキングから見る通販事情

こんにちは、ソリューションチームの木下です。
年末や半期末頃になるとマーケティング系の情報サイトなどで『売れてる物ランキング』などが出され、毎回興味深く見ております。
今回はインテージ調べによる2022年の売れた物ランキングを見ながら市場の動向を考察してみたいと思います。

2022年売れた物ランキング

順位商品カテゴリー年前年比2019比
1位検査薬277%261%
2位オートミール156%1280%
3位鎮暈剤146%89%
4位口紅145%89%
5位口腔用薬136%106%
6位乳酸菌飲料131%132%
7位液体出汁123%126%
8位鎮咳去痰剤123%84%
9位使い捨てカイロ123%111%

検査薬が多いのはこのご時世では当然でしょうからスルーします(笑)

2位のオートミールの爆増が尋常ではありません。
コロナで外出が減り、いわゆるコロナ太り対策という事でダイエット市場が活性化しているのでしょうが、その手段としてオートミールに白羽の矢が立ったというところでしょうか。確かにSNSを見ていてもオートミールの記事や投稿をよく目にします。
それにしてもこの2年でオートミール市場は約10倍になったという事ですので主目的である「ダイエット」という意味では今ダイエット商材はチャンスといえる時期という事ですね。

3位の鎮暈剤(ちんうんざい)は酔い止めの薬の事ですが、2019年~2020年はコロナ自粛によって外出が減ったため、売り上げが落ち、だいぶ緩和された2022年で持ち直してきたという印象です。

4位の口紅は少々以外に感じましたがこれはマスクの使用頻度に大きく影響を受けていたようです。
マスクを常時着用するため、口回りの化粧品の売り上げが減少し、2022年で少しずつマスクを外す機会も増えてきたため戻ってきているという感じです。
5位の口腔用薬もマスクが要因かと思われます。TVCMでもマスクによる口呼吸化で雑菌が増え、口臭の原因に…とうたわれていますので、その対策で伸びているのではないでしょうか。

6位の乳酸菌飲料も年々伸びてきている市場です。乳酸菌サプリを取り扱っている通販会社さんはチャンスではないでしょうか。
乳酸菌は腸内環境改善⇒免疫向上を期待するものですので、コロナだけでなくインフルエンザなど感染症が流行りだすと各メディアで何かと取り上げられてちょっとしたブームになります。R1がスーパーから消えたなんて話も記憶に新しいですよね。
やはり「免疫」というのがキーワードになるかと思います。

目立ったところを考察しましたが、全体を見て明らかに「コロナの影響」で変動しているのは明らかです。
皆様の意識だいぶwithコロナ化してきて、マスク着用も任意な場面も増えてきます。
そうなったときに必要とされるものは何か?
2023年前半の売り上げランキングが楽しみですね。

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この記事を書いた人

木下裕嗣

Solution & Consulting Division