こんにちは、動画制作部の宇野です。
コンテンツマーケティングにおいてはまだまだ効果のあるブログ・コラム記事。最近ではChatGPTなどの生成AIの活用が浸透してきています。
そんな話題のChatGPTですが、
「本当は実務レベルで使うのは難しいのでは?」
と思いませんでした?? (私は思いました。)
思ったような回答が得られず、「ブログを書いて」と頼んだ結果、なんか違うなぁ… となることがほとんどでした。
とはいえ、絶対に活用できるはず!と思って、色々と活用方法を模索した結果をシェアしたいと思います。
ブログ記事ライティングは一番活用方法ありそうなのに、なかなかうまくいかないことが多かったので参考になれば幸いです。
– 記事ライティングへ生成AIで効率化したい
– 生成AIの活用方法がよくわからない
– AI記事のクオリティが心配
そんな疑問やお悩みは、この記事を読めば解決できるのではないかと思います!
目次
結論
生成AIを使えば記事ライティングはめちゃくちゃ早くなります!
クオリティを諦める必要もありません!
AI活用のコツはたった一つ。「あなたとAIの役割分担を意識する」ということです。
答えを出してもらうのではなく、答えまでの道のりでサボっていい部分を任せると一気に活用しやすくなります。
ただし、10分で記事作成!ブログ記事量産!のようなことはあまり現実的ではないです。
というより、コンテンツマーケティングの視点で考えると成果の期待値がガクッと下がります。
質の悪い記事が増えすぎるとGoogleからの評価が下がったという事例もあり、量産よりも重要なのは1つ1つの品質と言われています。
どこまでAIに任せるかのコツがわかっていると、プロンプト(指示文)のテクニックを知らなくても会話をしながらやり取りができるようになってきます。
テクニックを気にしなくなるとガンガン使い倒せるので、少し楽しくなってくると思います!
ちなみに、私が使用しているのは「ChatGPT 4o」です。
正直、最終的に自分で手を加える前提なので、どのツールでもそこまでの大きな差はないように思います!
指示を出す時のコツ
・「会話をしながら修正」を前提に!
細かいステップを踏みながら、その箇所に対する修正を依頼すると指示がうまく通りやすいです。
・最終形や条件がある場合は具体的に!
「300文字以内で」や「〇〇というキーワードを使って」のような指示を具体的に与えるとうまくいきます。
・抽象的な”目的”を伝えることも意外と有効!
一見抽象的でも、目的を伝えることでむしろベターな回答を得られることがあります。
「読者がクリックしたくなるような」のように、指示を出す前に一度意図を考えてみて指示だししてみてください。
そもそもブログのクオリティって?
「クオリティ = 読者にとっての価値」です
一次情報が入っていない記事は、どうしても一般的なことを主張するだけになってしまい、他の情報の中に埋もれやすくなってしまいます。
アイデアをまとめて骨子を作ってもらったり、「生成AIとは?」の説明をしてもらったり、一般的な正解があるものは任せましょう。
逆に、自分の主張や経験、専門的な立場からの意見など、自分でないと書けないところはライティングしましょう。
実際の記事作成の流れ
ステップ1:テーマと目的を明確にする
記事で伝えたいことを明確にすることが重要です。AIに対して、記事を通して読者に何を伝えたいのかを具体的に指示することで、より的確な内容が生成されます。
- ・伝えたいメッセージは何か
- ・読者はどのような人か(どのような悩みを抱えているか)
- ・読者にどんな価値を提供したいか
伝えたいことが明確であると、記事全体が一貫性を保ち、読者により強く響く内容になります。
以下のような指示を与えるとブログ作成を始めてくれます。
プロンプト例:「ブログライティングのサポートをお願いします。この記事で読者に伝えたいメッセージは『〇〇』です。」
ステップ2:構成を決める
記事を書く際には、まず構成を決めることが重要です。
AIが提示する内容が完全に理想と一致しなくても問題ありません。おおよその流れが合っていれば、その後の修正もスムーズに進められます。
この時、ターゲットとターゲットが抱える悩みを伝えるとよりイメージに近い記事になります。
プロンプト例:「この記事は〇〇な悩みを抱える読者を想定しています。(もう一度)構成を作って」
ステップ3:結論を先に決める
記事のゴールを先に決めることで、AIが生成する内容も一貫性を保てます。
AIに対して「最終的に伝えたいメッセージ」を明示的に伝えることで、全体の流れがブレにくくなります。
- ・読者に提供したい情報や価値は何か
- ・読者にどのような行動を促したいか
プロンプト例:「読者がこの記事を読んで□□となるような記事にしたい。。この結論に沿った記事内容を提案してください。」
ステップ4:タイトルを決める
結論とターゲット読者に基づき、AIにタイトル案を生成させます。
読者の興味を引きつけるキーワードや具体性のある表現を含むことで、クリックされやすいタイトルを作成します。このとき、タイトルと実際の記事内容に一貫性があるように意識することが大切です。
プロンプト例:「seo的な観点を踏まえ、この記事の内容に合った魅力的なタイトルを5つ提案してください。」
ステップ5:小見出しを設定する
小見出しを設定し、各セクションごとにポイントを整理することで、AIによる出力が段落ごとにまとまりやすくなります。以下のポイントを念頭に置くと効果的です。
- ・ステップごとにポイントを整理し、見出しを作成
- ・読者が理解しやすい構成にする
プロンプト例:「タイトルと先ほどの構成案から、この記事の小見出しを作成してください。」
ステップ6:リード文を作成する
リード文は読者の関心を引き、「この記事を読みたい」と感じさせるための重要な部分です。AIに対して以下の指示を与え、リード文の作成を任せることで、スピーディーに質の高いリード文が作成できます。
- ・この記事で得られるメリットを簡潔に説明
- ・ターゲットの悩みを共感を誘う形で提示
プロンプト例①:「この記事のリード文を作成してください。読者の悩みに共感し、記事を読むメリットを伝えてください。」
プロンプト例②:参考記事のリード文をAIに伝えて「このリード文を参考にして続きが読みたくなるようなリード文にしてください。」
ステップ7:本文を書く
AIを使って、各見出しに沿った内容を一気に書き上げます。特に、情報整理やアイデアの提示をAIに頼ることで、作業効率が向上します。
以下のポイントを押さえてAIを活用しましょう。
- ・シンプルで明確な言葉を使用
- ・具体例やデータも取り入れ、説得力を高める
- ・一度AIが生成した文章に、自分の視点やオリジナリティを加える
プロンプト例:「各小見出しに沿って本文を作成してください。シンプルで具体的な表現を使い、200〜300文字程度でお願いします。」
つい先日リリースされた「ChatGPT 4.0 with canvas」を使うと修正や微調整も早いのでおすすめです。
ステップ8:人間による修正とオリジナリティの追加
AIが生成した内容である程度形になっていると思います。
あとは自分の言葉に書き換えていくだけです!
この時一緒に経験や意見を入れていくと記事の完成です。
AIで生成した文章は一般的で抽象的になりがちです。そのため、具体的な事例や個人的なエピソードを加えることで、読者にとってより実感の湧く内容になります。
人間による修正がないと、ただのありふれた情報になりがちで、読者にとってのメリットが薄れてしまいます。
まとめ
AIを使って任意のテーマから効率よく記事を書くには、構成や結論を先に定め、ターゲットに合わせた指示を行うことがポイントです。
AIに頼りつつも、人間の視点を加えることで、質の高い記事をスピーディーに作成できます。今回のステップを参考に、ぜひAIを活用した記事作成に挑戦してみてください!
ChatGPT の回答は必ずしも正しいとは限りません。重要な情報は確認するようにしてください。
デジタルマーケティングにおいては、ブログによるコンテンツマーケティングはまだまだ効果を期待できます。
定期的なコンテンツ発信のためにも、生成AIによる効率化をとり入れてみてください。