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DNSについて1から学ぶ

こんにちは。
デザイントランスメディアのシステム担当の窪田です。
最近はシステムの実装や改修だけでなく、サーバー周りに関わる業務も手伝わせて頂いております。
今回はその際に学んだ用語を踏まえ「DNS」の仕組みについて、WEB初心者の方でもなるべくわかりやすいようにまとめてみました。

サーバー接続で使われる用語

■サーバー:ここではウェブサイトやウェブアプリなどのサービスを提供しているコンピュータをさします。インターネット上における土地と考えていいでしょう。

■IPアドレス:インターネット上の住所。数字の羅列で表示されており、ウェブサイトにアクセスする際はIPアドレスのサーバーに接続される。(例:Google 172.217.26.35)

■ドメイン:IPアドレスの別名。IPアドレスを人間がわかりやすいよう変換されている。(例:Google www.google.co.jp)

■DNS:ドメインネームシステムの略称で、インターネット上のドメイン名を管理するシステム。ドメインを入力することで、どのIPアドレスに接続するか紐づけを行っている。

■名前解決:ドメインを入力することで、そのドメインに紐づいたIPアドレスをDNSから教えてもらう仕組み。

DNSの役割


用語だけ説明しても、実際どのような役割を果たしているのかイメージしにくいかと思いますので、Googleのホームページにアクセスしたい場合を例に見ていきましょう。

1.ユーザーはブラウザにドメイン「www.google.co.jp」を入力し、リクエストを送る
2.その際、DNSに「www.google.co.jp のIPアドレス教えてー」と頼む
3.DNSが「172.217.26.35 だよー」と返信する
4.ユーザーはDNSから教えてもらった上記IPアドレスのサーバーに訪問し、Googleにアクセスする

かなり大雑把ですが、、上記のようなイメージで処理が進み、WEBサイトにアクセスすることができます。
ちなみに「名前解決」が2.3.にあたります。

DNSの切り換え


サーバーの老朽化やサイトリニューアル等で、サーバーを新しいものに移行することがあります。
私たち人間が引っ越しをしたら住所が変わるのと同様に、サーバーも移行するとIPアドレスが変わります。
ただ、サーバーを移行したばかりの時はドメインを正しく入力しても、サイトにアクセスできないという現象が起こることも考えられます。
そのためにドメインとIPアドレスを紐づけるDNSの切り替えを行い、ドメインは変えずに新サーバーのページにアクセスできるようにする必要があります。

最後に


ウェブサイト制作を行う際は構築環境を準備する必要があり、その際に今回出てきた用語を避けては通れません。
私自身もこれらの用語や仕組みを理解するのに最初は苦しみましたが、「サーバーは土地」「IPアドレスはその土地にアクセスするための住所」みたいな感じで例えていくと、少し理解しやすくなるのではないかと思います。
これからホームページ作成を考えているWEB担当者の方や未経験の方の手助けになれば幸いです。

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この記事を書いた人

デザイントランスメディア

Creative & Development Division