こんにちは!ソリューションチームの木下です。
私はお客様のWEB広告運用をお任せいただいております。
その際、Googleの公式サポートとも連携しており、普通に勉強しているとなかなか入ってこないような情報も公式から提案いただきますのでご覧の皆様にも一部共有しようと思います。
現在のWEB広告はAIによる自動化が進んでいるため、あまり細かく設定するような事は減りましたが、AI様をいかに効率よく育てるかというところが成果に繋がってまいりますので、この情報がお役に立つのではと思います。
広告の有効性で「非常に高い」を目指す
見出しや説明などの広告作成画面の入力により上画像囲み部分にある広告の有効性というグラフが変化します。
シンプルに言うと、この有効性が高いとクリック単価(CPC)が下がりますので、積極的に「非常に高い」を目指して広告を作る必要があります。
基本的には用意された項目はすべて埋める方が良いです。
広告見出しは15件、説明文は4件、画像もです。
特にビジネス名、ビジネスロゴ、サイトリンク、構造化スニペットはスルーしがちですのでしっかり入力した方がよいです。
注意点ですが、リスティング(検索)広告においては画像登録で文字が乗った画像は認証されません。
コピーや金額などが入ったバナーのような物は無効とされます。
赤囲みにあるように「非常に高い」するために必要な事は右側に提案が出ているので参考にしましょう。
広がりすぎるインテントマッチを除外でコントロール
検索広告のキーワードを登録する際デフォルトで選択される「インテントマッチ」ですが、かなり拡張されるようです。
例えば「WEB制作会社」というキーワードで登録した場合、内部で解釈が広がって他所の会社名などでも広告が配信されたりします。
このキーワードの拡張性があるため、昔のように数百のキーワード登録の必要はなくなりましたが、気を付けておかなければ意味がない拡張の仕方をして無駄な広告費が出ている場合が多分にあります。
特に運用初期段階では設定したキーワードによりどのような検索語句で流入しているかを確認した方が良いでしょう。
左ナビの「検索キーワード」で出てきたキーワードリストで見たいキーワードにチェックを入れ、上の「検索語句」をクリックするとそのキーワードで実際に流入しているキーワードが表示されます。
この画面には設定したキーワードで拡張され、実際に流入してきたキーワードが一覧で表示されます。
この中に目的にそぐわない物があれば下図の通りチェック⇒除外を行いましょう。
無駄な広告費の流出を防げます。
指名系のワードを入れるか否か
ひと昔前の検索広告では商品名や企業名などの「指名系」と呼ばれるワードを入れる事が多く、検索で1位を取ってるのにわざわざ広告でも出す必要があるのかという議論がありました。これは現在でも非常に多く見られるのですが、指名系を入れる事のメリット・デメリットを把握する事で企業ごとに判断ができます。
メリット:検索結果画面の上部を広く占有できる
現在の広告エリアは「見出し」「説明文」「画像」「サイト内関連ページ×4」と非常に情報量が多くなりました。
この事からも純粋な検索結果が画面に表示されるのは画面1枚分は下にスクロールした位置になります。
例え指名系で直接検索したとは言え、競合の魅力的な広告があればユーザーを取られてしまう可能性がありますので、それを防ぐという役割で使えます。
デメリット:広告費がかかる
広告を出していなくてもアクセスしてきたかもしれないユーザーに対してもコストがかかるという点です。
指名系を出した場合と出さない場合でアクセスと売上にどれくらい影響があるかを見るのが間違いないですが、指名系ワードのクリック単価が安く、獲得単価も低いのであれば指名系も出していた方が無難というのが私の見解です。
機械学習の育て方
重要なのはコンバージョン数
検索広告だけでなく、特にP-MAX広告では効率の良い機械学習が獲得効率アップの鍵となります。
その機械学習に最重要なのが「コンバージョン」データとなります。
コンバージョンがつかないキャンペーンは機械学習が進みませんので、最適なコンバージョン設定が必要です。
しかし、高単価な商材やサービスなど、コンバージョンが付きにくい物もあります。その際は「カゴに入れる」「フォームページ到達」など前段階にコンバージョン設定を行い、段階的に機械学習をさせることが有効です。
機械学習中は配信が不安定になる
広告管理画面のステータスで「機械学習中」などの表示がされる事があります。
広告設定直後はもちろん、キーワードの追加や広告文の編集、予算の変更など広告の設定を変更するたびに機械学習が動きます。
機械学習中は設定している予算よりも多く出たり、まったく出なかったりと不安定になる事が起こるため、広告の成果を上げたいからとこまめに設定変更を繰り返していると機械学習が終わらず逆効果になる事があります。
広告設定の大きな変更は月一度まとめてやってしまうなど、設定を触らず観測時間をしっかりと持つ運用が重要です。
以上、Googleの公式サポートから直接指導を受けた即効性のある情報の共有でした。
Googleに限らず、YahooやMeta広告の運用も行っておりますので、WEB広告による集客に関するご相談などありましたらお気軽にご連絡くださいませ。