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2025年の補助金最新情報【活用のポイントと注意点」

こんにちは。

2025年に予定している補助金をご紹介します。

特に補助金の不正利用の取り締まりが強化されています。

「実質無料で利用できますよ」「負担0円です」などと営業をかけられ、知らずのうちに不正利用をしてしまった事例もあります。

正しく理解し、活用していきましょう。

今回は、主な補助金の種類と目的をご紹介します。

 

2025年の補助金の種類

2025年も中小企業や個人事業主向けに、さまざまな補助金制度が実施されます。特に、事業成長やDX(デジタルトランスフォーメーション)を促進するための補助金が充実しています。

主な補助金は以下の通りです。

新事業進出補助金:新市場への進出や事業転換を支援
中小企業成長加速化補助金:成長を目指す企業の大規模投資を支援
ものづくり補助金:革新的な製品・サービスの開発を支援
小規模事業者持続化補助金:販路開拓や業務効率化の支援
IT導入補助金:ITツール導入による業務効率化を支援

2025年の補助金の傾向と昨年との違い

2025年の補助金制度は、より成長志向の高い企業向けに拡充されている点が特徴です。

昨年との主な違い

成長加速化補助金の新設:売上高100億円を目指す中小企業向けの支援策が新たに登場。
ものづくり補助金の補助率引き上げ:最低賃金近傍の事業者に対する補助率が1/2から2/3に。
IT導入補助金の「インボイス枠」継続:2023年から開始された「インボイス枠」が引き続き実施され、電子インボイス導入支援が強化。

IT導入補助金の特徴と活用目的

IT導入補助金は、中小企業や小規模事業者が業務効率化や生産性向上を目的としてITツールを導入する際に活用できる補助金です。

通常枠

目的:業務効率化、生産性向上
補助率:1/2
補助額:最大450万円
対象:販売管理、在庫管理、会計ソフト

主に、業務効率を目指したツール利用が目的です。ツールはパッケージ化されたものやクラウドサービスが多い傾向です。

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IT導入補助金の中でも最も申請数、採択数が多い枠となります。

インボイス枠

– 目的:インボイス制度対応(電子帳簿保存法対応も含む)
– 補助率:2/3
– 補助額:最大350万円
– 対象:電子インボイス対応の経理ソフト、クラウド会計システムなど

 

その他にも申請枠がありますが、上記2種が主な申請枠と考えていいでしょう。

どんな目的で活用すべきか迷ったときは、

通常枠:業務の効率化やDX推進を進めたい企業向け。
インボイス枠:インボイス制度に対応し、税務処理の手間を減らしたい事業者向け。

と捉えてください。

また、過去にIT導入補助金の申請を行い、補助を受けたことのある企業でも申請が可能です。

 

2025年の補助金スケジュール

各補助金の申請期間は以下の通りです。

新事業進出補助金

公募開始:2025年4月
締め切り:2025年度末までに4回程度公募

※詳細のスケジュールは発表されていませんが、予算や国の方針により上記のスケジュールで予測されています。

新事業進出補助金


中小企業成長加速化補助金

公募開始:2025年5月
締め切り:2025年8月頃


ものづくり補助金

公募開始:2025年2月14日
締め切り:2025年4月25日


小規模事業者持続化補助金

公募開始:2025年内に複数回予定
締め切り:未定

※現時点で申請できるスケジュールは発表されていません。


IT導入補助金

通常枠・インボイス枠

締め切り:2025年5月12日(月)(予定)

交付決定日:2025年6月18日(水)(予定)

申請を検討する場合は、早めに準備を進めましょう。

 

 IT導入補助金の不正利用についての注意点

IT導入補助金は便利な制度ですが、不正利用のリスクもあるため注意が必要です。

会計検査院は2024年10月21日、国のIT導入補助金事業で、2020年度から2022年度の3カ年に1億4755万円の不正受給が見つかったと公表しました。

不正利用の事例

1. 架空のITツール導入:実際には導入していないITツールを導入したことにして申請。
2. 費用の水増し:実際の導入コストよりも高額な金額で申請。
3. 補助金を受け取った後に契約解除:補助金を受け取った後に、契約を解除してツールを導入しない。
4. 関連会社間での架空取引:関連会社同士でITツールを販売したように見せかける。

不正が発覚した場合は、公表されますので、会社の信頼を大きく損失してしまいます。

不正を防ぐためのポイント

申請前に公式ガイドラインをしっかり確認。
ITツール提供業者が適正な取引をしているか事前にチェック。
導入後も監査や報告義務を遵守。

まとめ

2025年の補助金制度は、成長志向の企業を後押しする内容が多く、特にIT導入補助金の活用は業務効率化の面で大きなメリットがあります。しかし、不正利用には厳しい対応がとられるため、正しく申請・活用することが重要です。

補助金の最新情報をチェックし、自社の成長に活かしていきましょう!

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この記事を書いた人

谷口珠美

Solution & Consulting Division