ソリューションチームの木下です。
WEB広告で今一番アツいMeta広告で成果を上げるためのTipsと注意点をまとめます。
この情報はMetaの公式サポートから得たもので、なかなかweb上には扱われていないような情報もありますのでお役立てください。
目次
Advantage+、Advantage Shopping Campaign(ASC)
最近Meta公式が推している広告スタイルですが、平たく言うと配信先(オーディエンス)をAIに丸投げするものです。
年齢化粧品などのように明確にターゲットが決まっている物は自分でセグメント設定した方が効率が良い場合が多いですが、対象が広い商品やサービスの場合はAIお任せで今のところしっかりと効果が出ているようです。
ただしいくつか注意点があります。
1.機械学習がスムーズに行われるのは月予算15万円~
AIが情報収集するためにも一定以上広告配信される必要があるようです。
その境界が月広告予算15万円(日予算で5000円)くらいとの事。
もちろんこの予算以下でも設定が可能ですし、月15万円以上出さないと結果が出ないわけではありませんが、機械学習に要する時間がかかるようです。
2.機械学習をさせるのに重要なのはコンバージョン数
効率的に機械学習させるためにはコンバージョンがちゃんと付くことが重要です。
コンバージョン数が少ない高額な物やBtoBサービスなどでは、カゴに入れる、フォーム画面到達など一歩手前をコンバージョン設定するなどしてコンバージョンする可能性の高いユーザーへのリーチを増やし、その後購入などの最終コンバージョンへと再設定するなどの段階を踏む必要も出てきます。
これは計測用コード(ピクセル)などの設定ミスなどで計測ができない状況も含め、コンバージョンがつかなければ機械学習が進みまないため、Advantage+やASCを使う上では注意しなければならないポイントです。
3.4~5週間で結果が落ちる場合がある
順調に獲得している場合でも開始から4~5週間で成果が落ちてくる場合があるそうです。
機械学習が回りきり、配信するオーディエンスが少なくなることも原因のようですが、最初調子が良かったのに成果が落ちてきたという場合はキャンペーンを複製して新たに機械学習をやり直させる事で改善できる場合があるとの事です。
4.多すぎる予算は成果が落ちる場合がある
Advantage Shopping Campaignでは、日予算が1万円~1.5万円を境に効果が落ちてくる場合があるようです。
その場合、同じ内容のキャンペーンを複数作成し、予算をわける事で対応するのが良いようです。
キャンペーン目的の設定と役割分担
キャンペーン目的による効果の違い
Meta広告を始める際に一番最初に作成するのが大枠となるキャンペーンです。
その際にまず「キャンペーンの目的」を選択するのですが、これは何が違うのでしょうか。
もちろん「売上」は明らかにECの商品購入があたりますが、それ以外は大差ないようにも見えます。
〇認知度
〇トラフィック
〇エンゲージメント
〇リード
〇アプリの宣伝
〇売上
設定できるコンバージョンアクションの違いというのもありますが、下に行くほどオーディエンスの絞り込みが精密になり、CPCが上がるという機械学習の違いがあるとの事でした。
集客と購入を併用してCVRを高めるTips
前述のとおり、通販で必須の「売上」のキャンペーンはCPCが高めで、「認知度」「トラフィック」のような目的のキャンペーンはCPCが低くなります。
実例ですと、弊社で運用している通販会社様ではトラフィックCPと売上CPではCPCに7倍の差があります。
この特性を使い、トラフィックを目的としたキャンペーンで商品に関心のあるユーザーを安価に集め、「一度アクセスした事があるユーザー」を対象に売上目的のキャンペーンを設定するという2ステップで成果を上げている事例が多数あります。
トラフィックCPと売上CPは同じ内容で構いません。
まとめ
Meta広告はGoogle広告と同等かそれ以上に効果が期待できる広告です。
機械学習の仕組みを理解する事でより低コスト、短期間で成果に結びつけられますので、ご活用ください。
弊社では高頻度でMeta公式サポートからの情報収集と改善提案を受けながら広告運用を行っておりますので、集客でお困りの際は是非ご相談ください。