ECサイトを訪れた時、ユーザーはどんな行動をとるでしょうか?
多くのユーザーは、サイトを訪問する時点で”ほしいものが決まっている”と言われています。
しかし、ほしい商品がすぐ見つからないと判断した場合、あなたならどうしますか?
使いづらいデザイン、うまく機能しない検索機能のECサイトだとあっという間に購買意欲が下がり購入までに至らないことでしょう。今回は、売り上げに大きく影響する検索機能についてご紹介していきます。
目次
EC利用時に重要視するのは「商品検索しやすい」34.3%
博報堂はEC領域に特化した組織横断型プロジェクト「HAKUHODO EC+」では、EC生活者のEC利用実態・意識や生活意識などを聴取する「EC生活者調査」を実施されました。
EC利用時に重視するのは、
1位 45.5% 「送料・手数料がかからない」
2位 34.3% 「商品を検索しやすい」
3位 32.5% 「通常の価格が安い」
という調査結果になっております。
ECの利便性は、重要な商品価格帯と並ぶほどに重要視しており検索機能なども購買意欲に影響するということが分かりました。
(出展元:https://www.hakuhodo.co.jp/news/newsrelease/98196/)
商品検索しやすい検索機能のポイント
検索結果の表示速度
検索結果の表示に時間がかかるとユーザーはストレスを感じて購買意欲が低下する恐れがあります。大量の商品数や画像の容量などによりサーバーに負担がかかると表示速度に大きく影響するため、こまめな軽量化作業や外部ツール導入時には、表示速度も意識して検討しましょう。
検索の精度
サイト内検索の精度はツールによって様々です。ユーザーが期待する検索結果にそぐわないものだと、離脱率や購入数の低下のリスクにつながります。ジャンル名やカテゴリのラインナップも購買意欲が左右される情報になってくるので、ユーザーのニーズを理解して設置を考えましょう。
ユーザビリティに沿ったデザイン
ユーザーは、スマホの小さな画面から閲覧する人や、ネットショッピングに慣れていない人まで様々なユーザーが考えられます。いろんな人が見つけやすく使用しやすいデザイン性も売り上げを左右する重要な要素です。ユーザーの目線をしっかり意識したデザインを心がけましょう。
ECサイト検索機能の種類
検索ワードを補助するサジェスト機能
入力ボックスに調べたい文字列を入力すると、人気検索ワードが候補としてプルダウン表示される機能です。
サジェスト機能により、誤字脱字を防いだりちゃんと検索結果に商品がヒットするよう誘導してくれるので、ユーザーの買い物の助けとなり商品を見つけやすくしてくれます。
(https://union-creative.jp/goods/)
カテゴリ表示で絞り込み検索
ユーザーが気になるであろう商品のカテゴリ・ジャンルを、検索エンジンの近くに設置しておくと、いろんな商品を探してくれるきっかけになったり、検索ワードを入力するという行動を省いてくれるので買い物をどんどん促すことができます。
(https://herencia.co.jp/goods/)
検索データはユーザーの声
ECサイトを日々運用していく中で、定期的な分析も大切な運用作業です。
昨今様々な分析ツールが使われていますが、ECサイトに関しては、検索機能で使われたワードやクリック数値なども重要な情報です。
特にヒントになるのは「多数検索されているのに商品情報が出てこないもの」です。
つまり検索にはユーザーの行動やニーズが直接的に受け取ることができるので改修の重要なヒントとなります。これらのデータを仕入れ活用することでさらなる売り上げの拡大を見込むことができるでしょう。
サイト内検索機能は同じように見えても、ツールによって利便性やカスタマイズ性が異なります。
・「ECサイトの集客に注力しているのに肝心の売り上げが全然伸びない」
・「ユーザーの離脱率が高い」
そういった分析結果が出ている場合は、最適な検索機能の改修やリニューアルを行って、ユーザーが利用しやすいECサイトを作っていきましょう!