ECサイトを運用していくと、お客様がお買い物した時のデータが蓄積されます。
私達の仕事として、お客様のお買い物データから購買傾向などを分析して、施策などを考えるというものがあります。
ECサイト毎に分析をする事は良くあるのですが、複数のECサイトのデータをまとめて分析してみたら、
何かわかることがあるのではないかと、ふと思いつきました。
今回は実際のECから、集計したデータを分析した結果をまとめたいと思います。
集計したデータについて
データの集計についてですが、弊社の管理しております、
すべてのECからデータ抽出するのは、流石に無理そうですので、
業種違うECサイトを10件ほどピックアップして集計してみました。
運用期間や商品の属性、購買層などECサイトによって偏りはありますが、
それらを合算したデータから、何か傾向が見えてこないか調査してみました。
どの決済方法がよく使われるのか?
まずはお買い物の時に、良く使われる決済方法についてです。
結果は以下の通りとなりました。
どのサイトでも、クレジットカードが圧倒的に使われている傾向にあることがわかります。
なので、ECサイトを構築する際は、クレジットカードは導入したほうが良い決済方法と言えます。
また、AmazonPayに関しては、未導入や比較的導入してからの年月が短いECが多いため、低い数値となっております。
ですが、導入しているECでは大体25%くらい利用されているようです。
また、グラフには出していませんが、商品代引きを選択するのは男性のほうが多い傾向があるようです。
どの時間帯によく買われるのか?
次は時間帯別購入率です。
深夜帯は低く、日中帯は高くなる傾向となりました。
一番気になったは、日中帯の購入率に大きな違いは見られないという事です。
今回集計したすべてのECで、基本的にはこの傾向ありました。
今まで、一般的な社会人の生活サイクル(お昼休みと定時後)に合わせて、
新商品の案内などを行ったほうが良いと考えておりましたが、そこまで大きな影響はないのかもしれません。
どの都道府県がよく買われるのか?
どの都道府県で一番買われているのかも集計してみました。
おおよそ、予想どおり関東圏と地方都市が高い傾向があります。
ECサイトでのお買い物は単純に人が多い地域の方が高くなると言えると思います。
ECサイトでお買い物する際、送料が安いというのは大きなメリットになります。
特に関東圏は購入者の割合が半分近くを占めているため、関東圏への送料が安いというのは強みになると思います。
逆に関東圏への送料が高いECサイトでは、その点を改善出来れば、お客様への訴求になるかと思います。
まとめ
今回はECサイトのデータをまとめて分析してみましたが、いかがでしたでしょうか?
私個人としては、日中帯の時間帯別購入率に大きな差がなかったのは、意外な結果でした。
またご紹介出来るような分析結果などありましたら、まとめてみたいと思います。