こんにちは!
弊社デザイントランスメディアがある福岡市は、先日の台風から一気に夏から秋の空気に変わり涼しくなりました。
さて、Instagramを埋め込む際に使用していたInstagram Legacy APIが2020年6月29日付で廃止になりました。
そこで、今回は新しく提供されたInstagram Basic Display APIとInstagram Graph APIについてお話ししたいと思います。
Instagram Basic Display API と Instagram Graph API
この2つ、いったいなんぞや?
Instagram Basic Display APIとは
Instagramアカウントの基本的なプロフィール情報、写真、動画を取得することができる。
このAPIを利用するとどのタイプ(ビジネス用/クリエイター用/その他)のInstagramアカウントにもアクセスできるが、基本データに対する読み取りアクセス権しか提供されない。
Instagram Basic Display APIでできること
・InstagramユーザーからInstagramユーザーアクセストークンおよびアクセス許可を取得する
・Instagramユーザーのプロフィールを取得する
・Instagramユーザーの画像、動画、アルバムを取得する
参照: FACEBOOK for Developers
【 https://developers.facebook.com/docs/instagram-basic-display-api 】
Instagram Graph APIとは
Instagramプロアカウント(ビジネス用/クリエイター用)を利用してInstagram上のものを管理することを可能にする。
このAPIを使用して、メディアの取得、メディアに対するコメントの管理と返信、他のInstagramユーザーが@mentionしたメディアの識別、ハッシュタグの付いたメディアの発見、他のInstagram BusinessおよびInstagram Creatorに関する基本メタデータと指標の取得を行える。
Instagram Graph APIでできること
・公開された写真、動画、ストーリーズの取得と管理
・他のInstagram BusinessユーザーとInstagram Creatorに関する基本データの取得
・コメントとそれに対する返信のモデレーション
・メディアおよびプロフィールのインタラクションの測定
・ハッシュタグの付いたメディアの発見
・@mentionの発見
参照: FACEBOOK for Developers
【 https://developers.facebook.com/docs/instagram-api/?locale=ja_JP 】
Instagram Basic Display API と Instagram Graph API の違いを簡単に言うと、
Instagram Basic Display API:Instagramアカウントの基本的なプロフィール情報、写真、動画を取得できる。Instagramのアカウントがプロアカウントでない場合はこちらを使用する。
Instagram Graph API:投稿した画像やコメント、いいねの数などを取得することができる。Instagram Basic Display APIより可能なことの幅が広い。プロアカウントでのみ使用可能。
弊社ではInstagram Graph APIを利用してWEBページにInstagramを表示させています。
Instagram Graph APIを取得する際に必要なもの
・Facebookページ
・Facebookページと連携しているInstagram(ビジネスアカウントに要変更)
・アクセストークン
このInstagram Basic Display API と Instagram Graph APIはFacebookによって提供されているAPIです。
ですので、Instagramの埋め込みですがFacebookのアカウントが必要になります。
Instagram埋め込みのざっくりとした流れは、
Instagram Graph APIを取得するときにFacebookのログイン情報(メールアドレスとパスワード)とInstagramのログイン情報(IDとパスワード)をクライアントに伺い、Facebook管理者ツールでFacebookアプリを作成します。
アプリ作成後、有効期限無制限のアクセストークンを取得し、PHPでInstagramの投稿を取得してHTMLで出力します。
以上、WEBページへのInstagram埋め込み時に使用するInstagram Basic Display API と Instagram Graph APIについてでした!