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[2023年4月追記] WEBプッシュ通知がiOSにもやってくる!?メリットとデメリットをご紹介。

iOS16がリリース。今後WEBプッシュ通知の対応が発表済み

Appleは2022年9月13日に「iOS16」をリリースしました。今回のバージョンアップの中で、WEB業界で注目されるのは、WEBプッシュ通知の解禁です。Appleは2022年6月にiOS16で、2023年にWEBプッシュ通知に対応することを発表しています。iPhoneの対応により、今後重要なマーケティング手法になる可能性が高いWEBプッシュ通知についてご案内いたします。

[2023年4月追記] iOS16.4公開にあわせて各社一斉にiOSへの対応を発表。

Apple社は現地時間3月27日にiOS16.4(iPadOS16.4)を一般公開しました。このアップデートにより、PWAに対応している場合、iOSのSafariでもWEBプッシュ通知を利用することができるようになりました。
各社がプッシュ通知サービスの対応を一斉に発表しています。

PUSHCODEはiOS Safariに対応しました。
https://www.pushcode.jp/information/ios-safari-release

WEBプッシュ通知「PUSH ONE」もiOSに対応しました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000104880.html

iOSでプッシュ通知を行うためには、WEBサイトがPWA対応する必要がありますが、ほとんどのサービスがこの対応をサポートしているようです。まだアップデートから間もないため、今後も対応サービスや事例が増えることが予想されます。

WEBプッシュ通知とは

Webブラウザを使用してサイトを閲覧している場合、通知を許可したユーザーに対してWebブラウザを介してプッシュ通知を送信する機能があります。
この機能は、アプリでは以前から一般的でしたが、PWA(Progressive Web Application)の技術を使用して、Webブラウザでこれを実行できるようになりました。
Webブラウザを介してプッシュ通知を送信することによって、ユーザーはアプリをダウンロードせずに通知を受け取ることができます。

WEBプッシュ通知のメリット

登録のハードルが低い

ユーザーがWEBプッシュ通知を受信するには、情報を入力したりアカウントをフォローする必要がありません。ポップアップが表示されるため、ブラウザでサイトにアクセスしただけで通知を許可することができます。このように、プッシュ通知の登録手続きは非常に簡単であり、ユーザーにとって利便性が高いと考えられます。
ただし、簡単な手続きであるため、従来の会員登録やメールアドレス入力を実行していたユーザーに比べて、企業やサービスに関心を持ちにくい傾向があることが報告されています。
そのため、企業は、ユーザーが興味を持ち、関心を持つような情報を提供することが重要となります。また、ユーザーが通知を受信することによって得られるメリットや情報を明確に示し、ユーザーの関心を引き付けることも大切です。

個人情報に紐づいていない

会員情報やメールアドレス等の個人情報が不要なため、ユーザー側には安心感、企業側にはセキュリティリスクの回避というメリットがあります。

クリック率が高い

メールマガジンのクリック率が平均で2%前後と言われている中、WEBプッシュ通知は10%のCTRが期待できます。
リアルタイムで通知が届くため、セールや最新情報をより迅速にお届けできます。

配信コストが低い

利用するサービスによりますが、メルマガやLINEに比べて配信コストが低い傾向にあるため、小規模のビジネスでも導入しやすいこともメリットです。

注意すること

配信する頻度

興味のある内容だけ開封するメルマガや、通知をオフにできる公式LINEとは異なり、プッシュ通知は頻度やタイミングを間違えるとユーザーに不快感を与える傾向があります。
そのため、必要な情報だけを届けることに徹底する必要があります。過剰なメッセージ配信は避けましょう。

情報量が少ない

まとまった情報を届けることができないため、限られた情報でユーザーをサイトに誘導する必要があります。
また、メルマガやLINEと違い、後から見返すことはできないため、配信タイミングが非常に重要になります。

セグメントの精度

個人情報に紐づかず登録のハードルが低いため、ユーザー毎に最適な情報を配信することは非常に難しいです。
ユーザー毎に最適な情報を配信するためには、マーケティングオートメーションツールとの連携を検討することが必要かもしれません。

今後の展開

日本では、特にiPhoneユーザーが多いため、iOSのWEBプッシュ通知に対応することで、今後一気に企業の導入が進む可能性があります。
これまでのメルマガや公式LINEといった情報発信ツールとは異なる特徴があるため、うまく使い分ける必要があります。
弊社でも実際の事例やデータを随時ご紹介していきます。

あらゆるマーケティング手段から最適な手法をご提案します。

今回ご紹介したプッシュ通知以外にも、ユーザーと企業がコミュニケーションをとるための手段は無数にあります。それらを全て把握して自社に最適な手段を選択することは非常に困難な時代になりました。デザイントランスメディアは、最新の手法と豊富な事例、そしてお客様のビジネスの根幹を理解する力を組み合わせて、最適な選択と活用方法をご提案します。
WEBマーケティングについてお困りの方は、お気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

山本 真史

Creative & Development Division