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企業のWEBサイト担当者は外部から採用?内部で任命?パターン別にメリット・デメリットを考察。

昨年のデータですが興味深い調査結果をご案内します。

“デジタルマーケ役職者の約60%がノウハウ・人材の不足に悩み”
https://company.repro.io/press/pr/pr/18875/

紹介されているデータはどれも興味深い内容ですが特に下記は私達がWEB制作をご提案するなかでも実感することが多い点です。

・DX推進やコロナ禍の影響で企業・消費者共にデジタルシフトが加速→デジタルマーケティングに携わる役職者のノウハウ・人材不足に悩んでいる
・デジタルマーケティングの成果は担当者のスキルと強い相関性がある
・デジタルマーケティング施策の成功は専任の担当者を設置できるか否かにかかっている

ホームページを作ったけど社内に適正スキルを持った担当者がおらず、思うような成果がでていないお客様からご相談いただくことも多くなっております。
今回は企業のWEB担当者をどのように配置するかのパターンを私達が考えるメリット・デメリットと共にご案内します。
WEB担当を任された方や今後WEBサイトの制作・リニューアルをお考えの方の参考になれば幸いです。

WEB担当者が外部にも内部にもいない

いきなりですが一番マズいパターンがこちらになります…。
とりあえずホームページを作ったものの社内で担当者がおらず、何かトラブルや必要な更新があった際は比較的知識のある方が何とか対応するといった形で運用しているケースです。
目的を設定して運用できておらず、成果を出すことが大変むずかしい状態です。
運用コストが掛からない点が一見メリットに見えますが、長期的な視点で考えると利益を生み出すことが極めて難しいため、極力避けておきたいパターンになります。

外部から担当者を採用

社外からマーケティングや制作の専門スキルを持った人材を採用するパターンがこちらになります。
既にWEBサイトやマーケティングについての知見や経験を持っているため、効果的な運用ができる可能性が高まります。
該当する人材については近年は需要の高まりによって採用の難易度が上がっています。
もう1つ念頭に置いておかないといけないのは、成果を出すためには専門スキルとあわせて自社のサービスや商品についての理解が必要ということです。

メリット
・専門スキルのある人材を獲得すれば即効性が高い
・外部の知見を社内に取り入れることができる

デメリット
・採用コストが発生
・自社のサービスや環境については学習コストが必要

外部の企業に委託

運用を丸ごと外部の制作会社やシステム会社に依頼するパターンです。
専門の会社が運用を行うことで最新の技術や事例を活用しながら運用を行うことが可能です。
ただし専門分野ごとに外部に依頼した場合、ECシステムはA社に、SNS運用はB社、広告はC社とバラバラに運用することになってしまうケースがあります。
全体を把握したメンバーが社内にいないことは大きなリスクになる可能性があるので、外部に運用を依頼する場合も社内に担当者を立てることをおすすめしています。

メリット
・専門スキルがあるのである程度任すことが可能
・社内で退職や配置転換が発生しても運用に影響が出にくい

デメリット
・自社のサービスについての知識がないことが多い
・社内にノウハウが溜まりにくい
・制作会社との相性

社内のスタッフをWEB担当者にする

現場のオペレーションや自社のサービス、顧客を理解しているスタッフがWEB専任となるパターンがこちらです。
弊社でも提案させていただく際は可能な限り現場を熟知しているスタッフの方をWEB運用プロジェクトにアサインしてもらうよう依頼しています。専門スキルについて学ぶ必要はありますが、冒頭に紹介したデータでも外部から来た人材より社内の人材が担当者になった方が成果に繋がりやすい傾向が示唆されています。

メリット
・自社のサービスについて知識を持っている
・チームでプロジェクトを進めていけば特定の社員に依存しない

デメリット
・WEBサイトの基本的な仕組みやSNS運用、分析数値のなどある程度幅広い知識が求められる
・常に新しい技術やツールが出てくるため、継続して学習コストが発生
・運用と併行して体制や仕組みを整理していかないと担当の方の退職などで社内のノウハウがなくなってしまう

弊社ではWEB担当者の育成プログラムを行っています

最初にもお伝えしましたが弊社でもお客様のサイトの運用を企業のWEB戦略を社内から支える人材の必要性を日々痛感しており、昨年からご相談に応じて、企業の社員様がWEB担当者として現場の業務を担えるよう学習プログラムをご提供しております。
自社のサービスや顧客のことを理解してる担当者様がWEB運用についての必要な知識(集客、リピート、分析、SNS…)を習得した上で運用できればWEBサイトの効果を最大化することが可能です。
実際のデータを元に数回に分けて知識を習得していけるようプログラムをご用意しております。原則オンラインで1対1で行っているため、気になることがあればその場で質問でき、すぐに業務に還元することが可能です。
ホームページを作成したけれど作りっぱなしになっている、今後WEBサイトを企業のマーケティングの主軸として活用していきたいが社内に人材がいないといった企業様、もしくはWEB担当者を任されたけど何から手を付けていいかわからない、といった方は是非お気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

山本 真史

Creative & Development Division