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【Youtubeアナリティクス攻略】視聴者維持率5つのポイント

こんにちは!動画制作部の宇野です。
Youtube動画を分析する際に重要な分析項目である「視聴者維持率」
その視聴者維持率のデータを読み解くために必要な項目をご紹介いたします。

・Youtubeアナリティクスの見方がわからない
・数値が悪いのはわかるが、原因がわからない
・キチンと分析項目の意味を理解したい

という方に読んでいただければ、視聴者維持率のグラフが読めるようになり、具体的な動画の改善に役立つと思います。

 

今回はYoutube運用をさせていただいている、万双様の動画のデータを参考に、商品紹介動画の視聴者維持率のグラフを参考に解説していきます。
動画内では、どのような商品かの説明や制作の裏側、万双のこだわりなどを解説しております。
【万双】『ブライドル 薄型長財布』のご紹介

 

■視聴者維持に関する重要なシーン


自分のチャンネルで公開している動画の維持率の概要を一覧で見ることができます。
Youtube studio > アナリティクス(画面左部) > エンゲージメント(上部タブ) で確認することができます。

比較できる項目は「イントロ」「継続セグメント」「山」「谷」です。
この一覧で見ることによって、良い結果を残している動画だけでなく、あまり反応の良くない動画はどんな動画か?を知ることができ、分析を深めていくことができます。

とは言っても項目の意味がわかりにくいかと思うので、4つの項目を順に解説していきます。

■イントロ


Youtube上では“0:30 付近まで視聴を続けた視聴者”と表示されています。
つまり、動画の30秒地点でどのくらいの視聴者が見続けた(見るのをやめた)かの割合を確認できます。

弊社では、40~60%を基準に設定しています。動画のコンテンツやサムネなどによっても大きく変化するので、良いか悪いかではなく、この数値になっているのはどうしてかを分析して改善案を考えます。
数値が低いと「動画をクリックして視聴を始めたが、求めていた内容ではないと判断して30秒以内に離脱してしまった」「コンテンツに引かれないと判断した」ユーザーの割合が高いということですが、動画のしつが悪いというわけではありません。

動画開始30秒で端的に「この動画では何を発信しているのか」を伝えられているか。
サムネイルやタイトルと動画内容は一致しているか。
視聴者の期待している内容と動画コンテンツ内容を一致させることが重要です。

■継続セグメント


継続セグメントは”○分○秒”のように、瞬間ではなく区間によって表示されます。
この区間は、ほとんどの視聴者が動画を停止/スキップしなかった区間と言えます。
この区間にどんな内容が映っていたかによって、視聴者の関心度の高いポイントを知ることができます。

参考画像では、4:06~5:15までの1分11秒間で37%→35%へ変化していました。
この区間では、この財布の小銭入れについて解説をしていた箇所です。

この結果に関係が深そうな理由を挙げると、以下のようなものがありました。
・カメラの画角が手元のアップに切り替わった
・少し珍しい形の小銭入れの解説をしていた
・「形についての解説」と「製作の裏側について」の両方を語っていた。

ここから次の動画では、画角を増やして映像に変化をつける、話す内容を調整してみるなどを試してみることができます。

■山と谷


“山”は視聴者が繰り返し見た瞬間、もしくは動画をスキップして飛んできた瞬間を知ることができます。
例えば
・インパクトのあった瞬間を繰り返して見る。
・求めている情報について触れていそうな地点へスキップする
などが考えられます。
いずれにせよ視聴者の関心が高まった瞬間を知ることができます。

一方、”谷”はスキップされて飛ばされた部分or動画を停止した部分を知ることができます。
話が長いと感じたり、動画内容が求めているものと違うと判断した瞬間を知ることができます。

この動画では、山はなく、冒頭の挨拶部分に谷が一箇所あります。
少し挨拶が長い、”この動画について”を詳細に語りすぎているなどの原因が考えられるので、次回は短めの挨拶を試すなどの改善策が考えられます。

■平均再生率


基本的に、動画をクリックしたユーザーが動画の視聴を続けた割合です。
例えば、10分の動画の平均再生率が30%であれば、ユーザーが視聴したのは10分のうち30%の3分が平均となります。
この数値は「30%のユーザーが動画を全てみた」というわけではないので注意が必要です。

■相対的な視聴者維持率


長さが同程度の他のYoutube動画と比較した相対的な維持率です。
画像のように”高”もしくは”低”で表されています。

下記で確認することができます。
任意の動画アナリティクス > エンゲージメント(上部タブ)> 視聴者維持率セクションの”詳細” > 相対的な視聴者維持率(“タイプ”タブ)

1分の動画と60分の動画では、動画の最後まで視聴する人の数が違うのは明らかです。
この相対的なグラフを用いることで、長い動画でも特にどの部分が視聴者の関心度が高い(低い)かがわかります。
前半後半は高いのに、中盤は低い場合などは動画の長さを短くしてみる、順番を変えてみるなどの対策がうてますね。

 

「再生数自体も一緒に伸ばしたい!」という方はこちらも合わせてお読みください。

Youtube動画投稿する際に確認しておきたいチェック項目15

 

■まとめ


視聴者維持率を見ることによって、動画をどのように改善していくのか?改善した結果はどうだったか?を分析することができます。
維持率を参考に視聴者の興味関心を探って、コンテンツ・映像・話している内容・音など様々な要素の中から効果的な改善をしていくことが必要になります。

弊社では動画制作だけでなく、運用プランもございます。
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この記事を書いた人

宇野 凌平

クリエイティブ & ディベロップメント Division