コロナ影響もあり、『テレワーク』の需要が、以前より確実に高まっているように感じています。
弊社では基本的にオフィスに出社するようになっておりますが、
事前に申告しておけば自宅からテレワークで仕事して良いようになっています。
先日も九州を大型台風10号が襲った際は、
大半の社員が自宅で業務に取り組んでいました。
ですが、急遽自宅からテレワークをする事になったけど、
会社の社内サーバーに置いてあるファイルがどうしても必要な時、
社内サーバーにアクセス出来なくて困ったといったような経験はありませんでしょうか?
そんな時に役に立つのが『VPN』という仕組みです。
弊社でもテレワーク時に、社内サーバーにアクセスしたいこともあるため、
VPN環境を構築している最中です。
今回は「なぜ自宅からは社内サーバーにアクセス出来ないのか?」と、自宅から社内サーバーにアクセス出来るようにする仕組み『VPN』についてまとめてみたいと思います。
なぜ自宅から社内サーバーにアクセス出来ないのか?
まず、会社に配置されている社内サーバーにアクセスするには、
会社用PCにLANケーブル、もしくはWiFiを接続してからアクセスすると思います。
この時、会社用PCは社内LANと呼ばれるネットワークに接続しています。
LANは『Local Area Network』の略で、自宅や社内などの狭い範囲のネットワークの事です。
同じLANに接続しているPCやサーバーは、ネットワーク的に繋がっているのでアクセスが可能になります。
逆にLANに接続していないPCからはアクセス出来ない仕組みになっています。
つまり、自宅でテレワークしている時は、会社の社内LANにはPCを接続していないため、社内サーバーには接続出来ませんし、社内サーバーに重要なファイルを参照出来るのは、社内LANに接続している人だけになります。
自宅から会社の社内LANに接続する仕組みがVPN
では、自宅から会社の社内LANに安全に接続するにはどうすれば良いか?
その方法が『VPN』です。
VPNは『Virtual Private Network』の略で、
トンネリングという技術を使って、インターネット通信網に仮想的な通信経路を作成して、
遠隔地と社内のLANが接続できるようにする仕組みです。
また、インターネットは不特定多数のユーザーがアクセス可能なため、
悪意のあるユーザーが仮想的な通信経路に侵入してきた場合のために、通信の内容は全て暗号化しています。
そのため、自宅から『VPN』を使って社内LANに接続すれば、
安全に社内サーバーのファイルを取得することができます。
まとめ
今回はLANやVPNについて、かなり簡単にですがまとめさせてもらいました。
実はVPNと言っても色々な種類があり、今回まとめたインターネットを使ったVPN以外にも、エントリーVPNやIP-VPNなどがあります。
どのVPNを使うかはリモートで社内LANに接続して何を行いたいかによりますので、導入の際は、専門の業者に相談するのが一番良いと思われます。
『テレワーク』の需要が確実に高まっているため、以前に増して耳にする機会も多いワードだと思いますので、これを機会に頭の片隅に留めて頂けたら幸いです。