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【CTR1%は高い?低い?】SNS広告の平均クリック率まとめ【2021年度版】

今回は、SNS広告のCTR平均を一覧でまとめました。
運用中・配信中の広告の結果がいいのか?悪いのか?を判断するためにCTRを指標の一つとしてご活用ください。

こんにちは、動画制作担当の宇野です。
近年ではSNS広告や動画の広告も多く活用されるようになり、さらに大きく特徴の異なるメディアの種類が多くなったことでメディア毎の基準で分析をすることが必要になってきました。

■ 数値の良し悪しがわからない
■ メディア毎の特徴がわからない
■ 目標設定の基準となる数値が知りたい

といった悩みの解決につながればと思い、それぞれのメディア毎の平均値(CTR)をまとめてみました。
業種や競合、地域などによって基準値は異なりますが、ざっくりとした目安にご活用ください。

クリック率(CTR)とは?

クリック率=CTR(Click Through Rate)とは、広告表示されたユーザーが広告をクリックした割合を示し、以下の計算式で算出できます。

CTR(%)= 広告クリック数 ÷ 表示回数(インプレッション数)× 100

CTRは広告をみたユーザーが内容に興味を示したか?の指標となります。
クリック率は、広告文/ バナー/ 配信媒体/ 配信時間/ 掲載場所/ ターゲット層など様々な要因に影響されます。

CTRはどのくらいあればいい?

CTRは広告のクリック率ですが、高ければいいのでしょうか?

広告出稿を行う際の最終的な目標は、売上アップや問い合わせ数増加などのCV(コンバージョン)です。

そのうち、広告クリック率は中間目標という位置付けになります。
広告のクリック率が高いからといって、最終的にCVを得ることができなければ意味がありません。

広告費用に対するCV数を高めていく一つの指標として、CTRを参考にすることが必要となります。

 

広告(Google広告)の目標設定についてはこちらの記事を参考にしてください。

 

メディア別のCTR平均値

海外のtapClipというサイトの統計データを参考にしています。
CTRだけでなくCPM・CPCのデータや、四半期毎の推移なども載っているので詳細が知りたい方は下記からご確認ください。
(データ参照元:https://www.adstage.io/resources/q1-2020-ppc-benchmark-report/)

<2020第4四半期>
■ FB広告
フィード:1.25%
インストリーム動画:2.78%
AIが自動で掲載場所を振り分けてくれる機能もあるので、配信を始めたばかりの時期は特別細かく分析する必要はありません。
メインの掲載場所となるフェイスブックフィードと近年の伸び率に非常に勢いのあるインストリーム動画枠の数値をピックアップしています。

■ インスタ
インスタフィード:0.39%
ストーリーズ:0.46%
インスタで注目しておくべきなのは上記の2箇所。
フィードとストーリーズは異なる特色を持っているため、それぞれ注目しておくのがベターです。

■ Google広告
検索(リスティング広告):6.2%
ディスプレイ広告:0.41%
Google広告をメインとして広告運用するケースも多いのではないでしょうか?
業界別のデータなどなども豊富なので、より自社に近いデータから分析ができるかと思います。

■ Youtube広告
Youtube Video:0.19%
インストリーム広告の平均が0.1~0.2%と言われています。大変注目を浴びている媒体ですが、その分競合が多く四半期ごとの推移でみるとクリック率は減少傾向に、クリック単価は上昇傾向にあります。
※おそらくYoutube広告(インストリーム広告/ディスカバリー広告/バンパー広告など)の平均値

■ Twitter広告(※2020 第一四半期)
twitter広告:0.86%
Twitterはリツイート機能などがあるため、必ずしもクリックだけがユーザーのアクションではありません。
一般的なLPへのリンクがついた広告に加え、アカウントのフォローをうながす広告もあります。

■ LINE広告(統計データなし)
全般:0.8〜1.5%
LINEは海外ではあまり普及しておらず、国内で見ても統計データが見当たりませんでした。弊社での運用や運用に関する記事を参考にすると大体平均1%前後くらいになるようです。

■ Amazon広告
アマゾン広告(掲載場所不明):0.34%
弊社では自社ECを用いて売上を伸ばす方法をご提案しているため、amazon広告を運用することは基本的にありませんが、amazonで売上を伸ばすメリットがある場合は参考にしてみるのも良いかもしれません。

CTR改善の方法5選

■ ターゲットを明確にする
メディアや掲載場所に関係なく、広告コンテンツを受け取るユーザー像を明確にする必要があります。
どんな人がどんな時に見てどんなアクションを取るのかを明確にしておくことは、CTRや他の指標の改善を行っていく上でも重要です。

■ ターゲットに刺さる訴求内容を作る
自社商品やサービスの魅力をユーザーに伝えることで、ユーザーに望み通りのアクションをとってもらうことができます。

■ 内容にあった適切なクリエイティブを作成する
ターゲットに訴求内容を効果的に伝えるクリエイティブを作ります。
SNS広告では、一見すると一般ユーザーの投稿のようなクリエイティブもあります。

■ 適切な配信設定を行う
適切なターゲティング設定は広告配信には不可欠です。
地域・年齢・性別など一般的なセグメントに加え、趣味やデバイスなどで絞り込めることもSNS広告のメリットです。

■ CTAを設置する
CTA(Call To Action)は、ユーザーにとって欲しい行動を促す文言や画像などを設置します。
次に取るべき行動をユーザーが具体的に思い浮かべやすいとバナーをクリックしやすくなります。

まとめ

今回ご紹介した、配信メディア別のCTR(平均クリック率)は、単にこの数値を超えていれば良い広告というわけではありません。
同じメディアでも、業種によって数字にばらつきがありますし、CTR(平均クリック率)が高いからといって必ずしもいい広告とは言えません。広告をクリックされてもリンク先のLPが広告内容と一致していないとユーザーは購入にまで至りません。
一つの目安として捉え、自社の広告を改善していく目標設定のヒントにしてみてください!

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この記事を書いた人

宇野 凌平

クリエイティブ & ディベロップメント Division