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心理的安全性セミナーに行ってきました

少し前になりますが、福岡で開催された心理的安全性セミナーに参加してきました。
「心理的安全性ゲーム」を通して心理的安全性がどのような概念なのか、どうチームに作用するのか、グループワークを通して体験するイベントです。

心理的安全性についての説明はここでは省きますが、近年働き方改革やメンタルヘルスケアについて注目が集まるのに合わせて、話題になることも多くなってきました。
書籍や記事もたくさんありますが、ゲームを通じて体感するというイベントは珍しく、新鮮な経験でした。

ゲームを始める前に主催者の方から心理的安全性について簡単な講義がありました。
下記はその中で印象的だった点です。
・心理的安全性を高める目的はチームとして「学習」していくことにより、品質の高いアウトプットをしていくこと。ミスやトラブルを防げる訳ではなく、改善に繋げる。
・心理的安全性を考える際には「責任」とセットで考える。責任のみ高く心理的安全性が低い状態はメンバーに不安を植え付けてしまうが、逆に心理的安全性だけ高く責任が譲渡されていない環境は、所謂ぬるま湯に浸かる状態になってしまうリスクがある。安全性と責任が両立して初めてチームとしてチャレンジ・学習ができる環境になる。
・一般的に部下の上司に対する安全性がイメージしてされることが多いが、実際は立場に関係なくそれぞれがチームの心理的安全性に影響を与え合う。

ゲームで体感できたこと

ゲームの説明はこちら
心理的安全性はチームが学習し成長するのに欠かせません。「心理的安全性ゲーム」では、マズい状況でに対する様々な反応を体験して、チームに心理的安全性があるとき、ないとき、チームがどうなるか、実感します。そして、チームとしてどう成長したいのか、そのために心理的安全性をどう醸成していけばいいのか、理解を深めます。
たとえゲームと分かっていても、「教えてほしい」と頼んでいるのに「舌打ちをして」「自分でやれ」と言われるとちょっと傷つきます。言ったほうも、あとで心苦しくなったりします。そうしたやりとりをきっかけとして、よいコミュニケーションについてチームと一緒に話してみてください。

これが正にその通りで、真剣にやればやるほど、みんな少しダメージを受けてしまいます。
ゲームが終わった後に、各々の発言が今後のチームにどのような影響を与えるか(チャレンジがしやすくなるか、失敗を共有してお互いから学ぶことができるか、助け合えるか…etc)をディスカッションします。

私が参加したグループでは下記のような意見が挙がりました。
・同じ発言内容でも伝え方で、受け手の不安の度合いが大きく変わる
・3人からポジティブな発言が出ても、1人からネガティブな意見が出ると心理的安全性に影響する
・ポジティブな意見だけが心理的安全性を高めるとは限らない
・役職や年齢が高い人の発言の方が低い人に比べて場に与える影響が大きい
・日頃のコミュニケーションや前提の共有が出来ているほど、厳しい意見もポジティブに捉えることができる。

こうやって書くと当たり前のことばかりなのですが、ゲームを通じて実際に少し傷つきながら体感することで、本当にひしひしと実感することができました。また自覚がない自分の発言や伝え方が普段他人にどういった影響を与えているかを見つめ直すいい機会にもなりました。

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この記事を書いた人

山本 真史

Creative & Development Division