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西洋美術(を勉強し)始めました。

こんにちは。デザイントランスメディアの村尾です。最近、デザイン業務の一環として西洋美術の歴史について勉強し始めました。月に数度、会社近くの福岡市総合図書館に足を運び、業務に使用する資料など借りる中で美術史についても本を借りて読んでいます。お恥ずかしい話ではありますが、職業はデザイナーでありながら、美術やデザインについての歴史はほとんど学んできておりません…学生時代に学んだかもしれませんが記憶に残っておりません…最近のデザインの流れなどは本やWEBで記事を読むなど、環境的に自然と知識は入ってくるのですが、デザインの歴史については意識して学ばないと自然と知識を得ることはできません。なのに、なぜ、必要性を感じたかというと、業務で一緒にお仕事させていただいている革鞄職人さんとの打ち合わせがきっかけでした。

きっかけは革鞄職人さんとの打ち合わせ

現在、革鞄を販売している企業の新ブランドの立ち上げで、月に2度ほど鞄職人さんとチームを組み打ち合わせを行っております。もともと鞄職人さんとは面識があり、日本でも最高峰の革加工技術を持つ職人さんということは知っていたのですが、打ち合わせを行う中で驚いたのは、技術的な知識だけではなく、革鞄の歴史に関する膨大な知識についてでした。例えば、「フランスの〇〇〇といった地方では、△△△年頃、革の入手が難しく、強度を補うため『革をなめす』技術があがり、●●●といったデザインが流行した。」など、歴史的な背景を踏まえ、打ち合わせ中に次々と説明してくれます。そもそもの職人としての技術が高いのに歴史も語れるなんて、「真のプロ」とはこのような方のことを指すのだと思いました。最近の流行を抑えるのは当然ですが、プラスして歴史も話せると説得力が格段に違います。この体験からセルフブランディングとしても有効だと思い、美術の歴史について学び始めました(笑)

奥が深い、美術の歴史

いざ、学びだすとかなり奥が深く、ほぼ歴史の内容に近いです。紀元前から現代までの歴史とともに美術品について説明があるので、覚えることがかなり膨大で1冊読んだだけではなかなか頭に入らないので、通年を通して本を読んでいます。ざっくりとですが、以下のような内容が書かれています。・美術は文化と密接に関係している・美術は、「見るものではなく“読む”もの」だと言われている・欧米における「美術」は、政治や宗教と違い一番無難な話題であると同時に、その国、その時代の宗教・政治・思想・経済的背景が表れている・それぞれの時代の政治、宗教、哲学、風習、価値観などが造形的に形になったものが美術品であり建築・人間が生きていくうえで必ず必要な衣・食・住に関係なく、「美しい」という基準がない概念にも関わらず現在でも美術品は高額で取引されるゴッホ、ピカソなど有名な作家の美術展があると美術館に足を運びましたが、正直知識がなかったので見ているだけでピンときていませんでした…今後は知識を得て美術館へ行くと美術品の見方が変わるかもしれません。まだまだ知識足らずなのでクライアントの前で披露するのは先になりそうですが、本を読み続けたいと思います。
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この記事を書いた人

村尾 俊一

Creative & Development Division