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開発をする前に考えること

システムの担当なので技術的な話を書くこともあると思いますが、技術的な話だけではなく、弊社エンジニアの日常的な話から、仕事のスタンスなど、もう少し幅を広げて、記事を書いていければと思っています。

私は、高校卒業後から働き出し、22歳でシステム開発の業界に入り、受託開発やガラケー向けソーシャルゲームの開発まで様々な開発を行ってきました。
今は、弊社のECシステムのカスタマイズを中心に仕事をしており、お客様のニーズに合わせて日々開発を行っています。
私の仕事経験から考えると、今の仕事は受託開発を行っていた時の仕事内容に近いものがあると思っています。
今回は、今まで開発業務を経験してきた中で、私が開発をする前に考えることを、大きく2つに分けて話させていただきます。

1.要件にどのような意味があるか

まず、一番最初に考えるのは、要件にどのような意味があるのかを考えます。
なぜ、この要件が上がってきたのか、この要件を満たすことにより、日々の運用やエンドユーザーに対して、どのような効率化がされるのか、運用でカバーすることが出来ないかなど、全体を通して考えていきます。
また同時に、システム的に可能かどうかの判断も考えています。
要件の中には、イレギュラーケースやごく一部のエンドユーザーの要望に対して、改修する場合もありますが、運用での対応可否など含めて判断していきます。

2.費用対効果はあるのか

要件を満たすための開発には、工数と費用がかかります。
お客様は費用をかけて、改修を行うのですが、費用をかけた分の効果を期待しています。
効果は主に運用の効率化や、それに伴う人員コストの削減が主だと思いますが、コストに見合う改修かどうかを考えます。
また、極力費用を抑えるようなやり方がないか、代替案についても考えていきます。
要件の意味を考えるのと密接に関係していますが、しっかりと意味のあるシステムを構築しなければ、費用をかけて開発を行なっても、使われない物を作る事になりかねません。

最後に

私は自分の作ったシステムはお客様やエンドユーザーに有益になる物を作りたいと思っています。
もちろん、要件を頂いて発注をしてもらうのは、弊社にとっては良いことではありますが、言われるがまま開発を行うスタンスでありません。
システムを構築するには、決して安くない費用と時間がかかります。
お客様と十分に話した上で、お互いがwin-winの関係になるような開発を行なっていきたいと思っています。

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この記事を書いた人

デザイントランスメディア

Creative & Development Division