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Amazon Payを導入してみて

弊社でも昨年からAmazon Pay導入についてのご相談が増えてきております。
今回は弊社のECシステムにAmazon Payを導入した事例をご紹介します。

Amazon Payについて

Amazon以外のサイトでもAmazonのアカウントを利用してログイン・決済を提供するサービスです。
ユーザーが初めて利用するECサイトであっても、自分のAmazonアカウントにログインすることで、Amazonアカウントに登録された情報(購入者情報やクレジットカードによる決済情報)を利用して決済できます。

Amazon Payには大きく分けると2つの用途があります。

ソーシャルログインとしてのAmazon Pay
ECサイトで初回購入時には注文者の情報を入力する必要がありますが、Amazonに登録されている氏名、住所、連絡先のデータを使うことで入力を省くことができます。
ユーザーの同意を得た上で、そのまま自社ECサイトへの会員登録も可能です。
特に近年スマートフォンでの注文が大半を占める中、情報を入力する手間を省くことは購入時の離脱を防ぐことに繋がります。

決済手段としてのAmazon Pay
決済手段としてAmazonに登録されているクレジットカード情報を使用できます。
ログイン同様、カード情報の入力の手間を省けるメリットと、初めてのサイトでクレジット情報を入力しなくてよいというセキュリティ上の安全性を提供できます。

Amazon Payを導入した結果

決済方法がクレジットと銀行振込の2種類だったECサイトにAmazon Payを導入して3週間運用したの時点での集計になります。
実際の売上は掲載できないため、利用された割合をご紹介します。

1.利用された決済方法
クレジットカード:47%
銀行振込:27%
Amazon Pay:25%

2.Amaon Pay利用者の内訳
ソーシャルログインのみ利用:56%
Amazon Payによる決済を利用:14%
ログインと決済の両方にAmazon Payを利用:16%

3.新規・リピーター別の利用率
新規ユーザーのAmazon Pay利用率:22%
リピーターの利用率:10%

以上のような結果になりました。
予想以上にAmazon Payが利用されている印象です。
特に新規ユーザーがソーシャルログイン機能を利用する頻度が高いことがわかります。
一般的なECサイトであれば初回購入時に会員登録を行えば、2回目以降の注文は入力項目がかなり減ってストレスなく購入できるので初回購入のハードルをいかに下げるかが重要です。
その意味で手数料の利率を考慮しても、Amazon Pay導入のメリットは充分にあると言えます。

オフィシャルサイトでは売上シュミレーターが用意されていて月間の注文数や客単価を入力すると売上予測が確認できます。

Amazon Pay売上シミュレーター
https://amazonpay-simulator.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/index.html

電子決済の普及に伴い、通販サイトの決済手段は多様化しています。
その中でも利用ユーザーが多いAmazonのアカウント情報を使用できるのはユーザーにも店舗にもメリットが大きいため導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

山本 真史

Creative & Development Division