ウェブサイトのアクセス解析に欠かせない存在となった「Googleアナリティクス」。
様々な角度からサイトの分析が可能になりますが、高機能すぎるがゆえに
・使い方がよくわからない
・数字が何を意味しているのかわからない
・そもそも何を見ればいいのかわからない
という方もいるのではないでしょうか。
そこで今回はアナリティクス初心者の方向けに、最低限知っておきたい用語やデータの取得方法の一例をご紹介したいと思います。
①最低限知っておきたいアナリティクスの用語
■セッション
ユーザーがサイトを訪問してから離脱するまでの1連の流れ。
途中で何ページ見てもセッション数は1とカウントされます。
■ユーザー
サイトの訪問人数を指します。
同じユーザーがサイトに何度訪問してもユーザー数は1とカウントされます。
ただし、PCとスマホで同じサイトに訪れた場合はカウントは2となります。
■ページビュー
ユーザーがサイト内で閲覧したページ数を指します。
■離脱率
最後に閲覧したページの割合を指します。
離脱率が高いということは、そのページ以降はどこも閲覧していない人が多いということが考えられます。
■直帰率
1ページだけ閲覧して離脱した割合を指します。
■ページ滞在時間
ユーザーがページを閲覧した時間。
閲覧開始時間と別ページに遷移するまでの時間の差で算出されます。
②まずはこれから!データ確認
最低限確認しておきたいデータについて、実際に弊社が自社サイトで行っている方法から少しご紹介します。
※旧GAの場合の手順になります。
■ユーザー、セッション、ページビュー
サイト全体のアクセス状況を確認するために1ヶ月単位でユーザー数、セッション数、ページビュー数を取得してみましょう。
【手順】
①サイドバーの「ユーザー⇒概要」よりアクセス
②画面右上より対象の期間を設定
③「ユーザー」「セッション」「ページビュー数」より数値を確認
■コラム記事のアクセス数
弊社はコラムページがあるので、コラムページのデータも取得しております。
毎月どの記事が一番見られたのかを確認することで、コラムの内容の精査も可能です。
コラム以外でもCMSがある場合はぜひ取得しておきましょう。
【手順】
①サイドバーの「行動⇒行動フロー⇒すべてのページ」にアクセス
②画面右上より集計期間を設定
③「アドバンス」からコラムの記事ページのみ取得するよう条件を入力。
弊社の場合、記事のURLは「/column/各記事のパラメータ」となります。
コラム一覧ページやカテゴリー等は含まれないよう下記のように条件を設定します。
④適用後、上位の記事のデータが表示されるので、記事の内容やページビュー数等を確認します。
最後に
今回はアナリティクスの特に知っておきたい用語とデータ取得の一例をご紹介しました。
データの取得だけであれば簡単にできますが、やはり「アナリティクス」という言葉の通り、データから分析を行うことが重要です。
ですから、
・なぜその数値になったのか
・どれが改善が必要か
・改善する場合はどう改善するのか
など意識してアナリティクスを利用していきましょう。