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直帰率を下げる4つの改善ポイント

こんにちは、ソリューションチームの木下です。
今回は直帰率の高いサイトの特徴と改善方法について書いていきたいと思います。
まず直帰(率)についてですが、これはサイトに訪れたのち、他のページに移動する事もなくサイトを閉じたり戻るボタンで戻ったりする事を言います。
よく“離脱(率)”と混同してしまいがちですが、離脱と言う時は複数ページ見ている場合に言います。
ですので、直帰⇒1ページしか見ていない、離脱⇒2ページ以上みていると覚えていただければと思います。

直帰率の合格ライン

一般的なECサイトやコーポレートサイトの合格ラインは40%前半くらいと見ています。
ただし、広告流入が多いサイトは70%くらいまで上がる事もあります。
さらに単一ページで作られてるLPなどは90%前後あってもおかしくありません。

これらの数値を基準に、直帰率が高いようであればしっかりと改善策を実施していきましょう。

直帰率が高くなる原因と改善策

1.サイトに訪れる前の画面と訪れた先の情報の相違

例えば検索をしている場合、検索結果に出ている青字のタイトルとその下の説明文を読み、ユーザーは「ここには自分が求めている情報がありそうだ」と期待してクリックします。
ところが訪れたサイトを見たところ「ここには自分が求めている情報がなさそうだ」と判断して直帰がおきます。

⇒改善案

検索結果画面に出る文章<title>とMETA DESCRIPTIONのリライトを行い、遷移先ページとの連動をはかる。
さらに着地ページで開いたときに表示されるエリア(ファーストビュー)内に検索結果で出ている情報を入れておく。
ポイントは『ユーザーはしっかりと隅々まで情報を探してくれるわけではない事を踏まえ、主要な情報はファーストビューにまとめておくことです。

2.ナビゲーションの精査

ナビゲーションの名称がわかりにくかったり、英語で表記されているとその先にどのような情報があるかイメージができず、直帰される事が多くあります。
また、ナビゲーションが隠れていて見つけづらい場合なども注意が必要です。

⇒改善案

メニュー名はなるべく日本語で、デザイン的に英語を使用する場合はオンマウスで日本語に変わるなどの工夫をし、ユーザーが探しているワードが簡単に連想できる名称を使う。
これは直帰率だけでなくページ/セッションが低い場合にも効果が期待できます。

3.デザインのクオリティをチェック

このサイトは良さそうだとクリックしてみたところ、十数年前に作られたような古いデザインでところどころ表示崩れもある…といった感じだと、良いサービスや商品を扱っていたとしても不信感を持たれてしまいます。ユーザーにとってはそのサイトの在り方が情報のすべてだからです。
初対面で身だしなみが整っていない人が信用されないように、ウェブサイトも最低限提供するサービス・商品に見合った様相を整えておく必要があります。

⇒改善案

デザインという話になると好みもありますので判断が難しいかもしれませんが、最低限

  • 表示崩れがない
  • 適切な文字サイズで読みやすい
  • 閲覧する環境(モバイルなど)に最適化されている
  • 破損リンクがない
  • リンク切れ画像がない
  • 最終更新日や新着情報などの日付が古すぎない

などはないようにしておく必要があります。

4.広告クリエイティブ(バナー)の精査

広告用のバナーはクリック率を上げたいために過度な表現を使用していると感じる物も多くあります。これは直帰を増やすだけでなく、広告の成果を下げる原因になります。

⇒改善案

こちらの原因に関しても1番目と同様にクリック前の情報(バナー)と飛び先のページにある情報に乖離がある事が原因と言えます。
クリックされた時に広告費が発生するという仕組み上、コンバージョンするユーザーのみがクリックするバナーというのが理想ですので、それを目指してクリエイティブを精査します。
※もちろんLP側のプレゼンテーション力も重要な改善ポイントです

最後に

直帰は顧客となり得たユーザーを逃がしてしまっているかもしれないことから優先度の高い改善事項だと言えます。
特に検索してきているユーザーの直帰率が高い場合は早急に対応する事をおすすめいたします。
サイト改善に関してご不明なことやご相談がありましたらお気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

木下裕嗣

Solution & Consulting Division