ECサイト運用しているお客様にとってGA4でぜひとも設定しておきたい「eコマース」。
今回はeコマースでできることについて解説していきます。
「eコマース」と「eコマーストラッキング」
まずeコマースとはインターネットなどのネットワークを介して契約や決済などを行う「電子商取引」のことを指します。
ネット通販がまさにそうですね。
このeコマースでの購入行動を分析する機能が「eコマーストラッキング」です。
商品名やサイズやカラーなどの商品情報、収益や購入数はもちろん、対象の商品を何人が見たかや何人が購入したのかなどユーザーの購買行動に関するデータを計測することができます。
eコマースイベント
eコマーストラッキングで計測を行うのに必要となるのが「eコマースイベント」です。
ここからは主要なeコマースイベントを3つご紹介します。
①view_item
商品一覧ページから商品をクリックして表示された際にカウントされるイベントです。
アナリティクス上では「アイテムの表示回数」の欄にユーザーが商品ページを開いた回数が表示されます。
②add_to_cart
商品ページが表示されてから商品がカートに追加された際にカウントされるイベントです。
アナリティクス上では「カートに追加」の欄にユーザーが商品ページからカートに入れた回数が表示されます。
③purchase
カートに入れた商品が購入完了された際にカウントされるイベントです。
アナリティクス上では「eコマース購入数」の欄に購入完了された数値が表示されます。
アナリティクス上ではこちらの位置で確認可能です。
eコマースイベントから分析できることは?
イベントごとで数値を取得することで、サイトの改善ポイントが見えてきます。
例えば「view_item」の商品を見た数値と「add_to_cart」のカートに入れた数値を比較することで、商品ページよりカートに追加された要因、またはカートに追加されない要因を見つけ出すことができます。
商品ページの写真の数を増やしてみたり、商品説明をもっと充実させて、商品を見たユーザーが買ってみたいと思わせれるよう改善策をとることができそうですね。
以上が主要なeコマースイベントになります。
設定においてはイベントを発火させるためのタグの設置など作業が必要になってきます。
しかし、ECでの成果を上げるためにもeコマースはぜひ設定しておきたいものです。
設置方法や指標の見方等でご不明な点がございましたらぜひ弊社にお問い合わせください!