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Googleトレンドでユーザーの検索ニーズを知ろう

今回はWEBマーケティングの強い味方、Googleトレンドを紹介します。
このツールを使うことでユーザーの検索傾向を簡単に知ることができます。また、Googleトレンドは、特定のキーワードやトピックに関連する記事やニュースのトレンドを追跡することもできます。これにより、ウェブサイトに関連する話題の最新情報や、あなたの競合他社の最新情報を把握することができます。WEBマーケティングにおいて非常に重要な役割を果たすGoogleトレンドですが、意外と知らない方も多いので、この機会に機能や使い方を知ってもらえればと思います。

Googleトレンドとは

Googleが提供する無料のツール、「Googleトレンド」を利用すると、ユーザーが何を検索しているか(または検索されていないもの)を、ほぼリアルタイムで確認できます(Googleオフィシャルサイトより)。
特定のキーワードの検索回数の増減や、現在注目を集めているキーワードを確認できるため、WEBサイトやSNSの運用に役立ちます。

Googleトレンドの機能

機能は大きく分けて3つあります。

特定のキーワードの検索数の推移を見ることができる「調べる」機能

サイトにアクセスして、最初に表示される検索欄に調べたいキーワードを入力すると、過去の検索数の推移を確認できます。期間や国も指定可能です。
過去の検索数の推移を把握することで、業界のトレンドや顧客のニーズを把握することができます。特に、商品やサービスの開発や販売戦略を立てる上では、顧客のニーズを正確に理解することは非常に重要です。
下のグラフは、過去5年間の「ワールドカップ」の検索数の推移を示しています。実際にワールドカップが開催された期間や予選のタイミングで検索数が増加していることがわかります。

表示される検索数は相対的なもので、期間中に最もニーズが高まったタイミングを100とし、数値が0の箇所はピークの検索数の1%未満を表します。

 

複数のキーワードを比較することも可能です。
下のグラフは過去5年間で「ワールドカップ」と「オリンピック」の検索数を比較したものです。
開催時期に検索数が上昇することは上記と同様ですが、ピークの検索数は「オリンピック」の方が圧倒的に多いことがわかります。

 

今注目を集めているキーワードがわかる「急上昇ワード」

日別やリアルタイムで検索されているトレンドキーワードを調べることができます。
この情報はSNS投稿などの参考になることが多いです。

 

Years in Search:で年別に人気があったキーワードを振り返る

ニュースで紹介されることも多い機能。1年間で人気のあったキーワードがランキングで表示されます。

 

WEBサイト運用での活用例

ここからは実際のWEBサイト運用でGoogleトレンドを活用する例を紹介していきます。
主に「調べる」機能で特定のキーワードの検索ニーズを把握してきます。

年間推移で検索ニーズが高まるタイミングを予測する

下のグラフは、年間で「お中元」という言葉がどのように検索されているかを示しています。
グラフを見ると、5月初旬から徐々に検索数が増加していき、7月1週目にピークを迎えることがわかります。
このピークは、お中元の需要が最も高くなる時期であり、多くの人々が贈り物や自分用にお中元を購入するためにインターネットで検索するためだと考えられます。
また、このピークの時期には、多くのキャンペーンサイトや広告が出稿されることも多いため、企業や店舗がキャンペーンサイトや広告出稿のタイミングを検討する際に、このグラフを参考にすることができます。

 

キーワードを比較してより検索ニーズの大きいキーワードを調べる

下のグラフは同じ1年間で「お中元」と「お歳暮」の検索数を比較したものです。
検索される期間はお中元の方がやや長めですが、ピークの検索数は「お歳暮」の方が多いことがわかります。
この傾向は、季節的な変化だけでなく、消費者の嗜好や購買状況にも影響を受ける可能性があるため、マーケティング戦略の立案において重要な情報となります。

 

似た意味合いのキーワードを比較して使用頻度が高いキーワードを調べる

ブログを書く際などに、同じようなキーワードのどれを使用するか判断に迷うこともあるかもしれません。
下のグラフは、コロナの流行と同時に注目されたワークスタイルの呼称を比較したものです。
厳密に言えば、言葉それぞれの意味が異なることもあるのですが、一般的には、「テレワーク」というキーワードが一番検索に使用されてきたことがわかります。

対象のキーワードが長期的に上昇傾向にあるか調べる

キャロットケーキとジンジャーケーキは、イギリスの伝統的な製菓の代表例です。
過去5年間の検索ニーズの推移を見ると、ジンジャーケーキの検索数は一定のボリュームで推移しているのに対し、キャロットケーキの検索数は年々増加していることがわかります。
キャロットケーキの認知やニーズが高まっていることが推測されるため、商品開発や販促を行う際には、この傾向を考慮することが重要です。

 

いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介した機能は、誰でも簡単に使える便利なものです。上記の使い方の他にも様々な場面で活用できます。
たとえば、ブログなどのコンテンツを作成する際には、関連するキーワードを探すのに役立ちます。また、SNSの投稿内容を考える際にも、このツールを使えばアイデアを得やすくなります。
是非お試しください。

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この記事を書いた人

山本 真史

Creative & Development Division