こんにちは、ソリューションチームの木下です。
今回はマイクロコンバージョンについてお話したいと思います。
特に通販をされている方には馴染みがあるのではないかと思います。
何をいまさらと思われる内容もあるかと思いますが、基本的なところからお話いたします。
コンバージョンとマイクロコンバージョン
コンバージョンとは成果・ゴールの事をさします。通販サイトであれば注文がコンバージョンになりますし、コーポレートサイトなどであれば資料請求やお問い合わせの連絡がコンバージョンになります。
そのサイトの最終目的ですね。CVと略して書かれることが多いです。
対してマイクロコンバージョンとは、そのコンバージョンにたどり着く前段階の区切りとなる中間的な行動をさします。
例えば通販であれば買物カゴに入れるや、送付先情報の入力がマイクロコンバージョンにあたります。
コーポレートサイトの問い合わせがCVの場合はフォームの確認画面などです。
マイクロコンバージョンは抽出したいサイトの課題や分析したい内容に応じて設定します。
マイクロコンバージョンはいくつでも設定することはできますが、分析の手間が増えますので、最初に何を分析したいかを確認しておくことが重要です。
マイクロコンバージョン設定のメリット
わかりやすく通販サイトの受注をコンバージョンとして例をあげます。
カゴに入れるという行動をマイクロコンバージョン設定する事により、下記のような事がわかるようになりました。
総アクセス数10,000件
カゴに入れた数:500件(5%)
受注数:100件(1%)
カゴに入れたユーザーのCVR:20%
カゴに入れて買う気なユーザーの80%が買うのをやめている。
カートフローに問題があるのでは?
という風に課題がわかりやすく可視化されます。
ではカゴに入れたユーザーのCVRが80%だった場合。
カートフローは大丈夫なようで、そもそもカゴに入れるという行動がされていない。
商品ページのプレゼンテーションが不十分なのではないか。
といった具体的な仮説が立てられます。
マイクロコンバージョン運用のヒント
コンバージョンというゴールに対し、どこに問題があるかをわかりやすくするのがマイクロコンバージョンの役割と言えます。
画像はアクセスしてからCVするまでに設定するマイクロコンバージョンの例です。
設定するポイントとしては
ある程度CVがついていてより向上させる施策を練る場合はCVに近い側から。
まだ始めたてでCVがほとんどついていない、どこに原因があるかわからない…といった場合はアクセスした直後に近いところにマイクロコンバージョンを設定するとよいかもしれません。
Google Analyticsの設定
マイクロコンバージョンを計測する際はGoogle Analyticsのコンバージョン設定をすることをおすすめいたします。
GA4になってからユーザー一人一人にフォーカスした分析が主体となり、コンバージョンの分析がやりやすくなりました。
このようにマイクロコンバージョンを設定して分析することで、改善のためのタスクが具体的に見えてきますので是非分析指標に取り入れましょう。
サイト分析の事でお困りのことがありましたらお問い合わせください。
以上、ありがとうございました!