こんにちは、ソリューションチームの木下です。
体感ではありますが、10年くらい前と比べてメルマガの開封率が10%くらい上がっているように感じます。
以前は開封率20%を目標に精査していきましょうと言っていたのが、現在は何もせずとも20%は超えて来ており、上手く運用できているところは40%台だったりもします。
やはりメールをスマートフォンで受信するようになったことが大きいですよね。
そうなってくるとメルマガの重要性がさらに高まっているのがわかります。
そこで気にしておきたいのが新規会員のメルマガ受信許可率です。
特定電子メール法により、メルマガを受信してもらうには事前に許可を取る必要があります。ほとんどの通販サイトは購入フローの中でチェックしてもらう仕組みとなっているかと思いますが、ここの作り方で許可率が大きく変化します。
まずは基準を知る
メルマガの受信許可率の目安となるデータは見つける事ができませんでしたので、自社サイトがどれくらいなのかを調べ、それを基準に改善させていくことなるかと思います。
調査方法はお使いのECシステムに実装されている機能によりますが、「該当月にメルマガ登録された人」にメールの配信セグメントを絞り込むなどで出せるかと思います。
そこで新規顧客のメルマガ許可率を毎月の分析指標に取り入れましょう。
メルマガ許可率(%) = [該当月のメルマガ登録者数]÷[新規購入者数]×100
参考までに弊社で運用しているお客様のメルマガ許可率をお出しいたします。
- アパレルショップA:87.75%
- アパレルショップB:41.91%
- 食品通販A:43.07%
- 食品通販B:43.04%
- スポーツ用品:83.59%
取り扱っている商材やリピート性などによっても変わりますが、メール受信の同意を得る部分の作り方によっても大きな違いが出てきます。
高い受信許可率を出しているショップが共通して行っているのは以下の点です。
1.最初からチェック済みになっている
ほとんどのサイトが購入フロー内のお客様情報入力画面にチェックボックス形式で配置していると思いますが、この画面に来た際に最初からチェック済みになっているのが基本です。
2.メールを受け取るメリットが記載されている
□ メールマガジンを受け取る のようにそっけないサイトを見る事がありますが、この文章が非常に重要です。
- 月に一回お得なクーポンを配信
- 新商品の入荷情報をいち早くお知らせ
- メール受信のたびに10pt進呈
など、どんなメールが送られてくるのか、受け取る事でどんなメリットがあるのかを記載することで同意のチェックを外される率を下げる事ができます。
逆にここでうたえるメリットがない…というショップはメルマガの戦略から見直す必要があると言えます。
いかがでしたでしょうか。
開封やコンバージョンと合せて受信許可率をあげるのはメルマガ戦略で非常に重要です。
まずは60%台を目標に改善策を立てることをおすすめいたします。
メール施策などでお困りのことなどありましたらお気軽にご相談くださいませ。