記事概要
昨今の就活生のスマホ利用、SNS利用についてまとめました。
コロナ禍によって対面からオンライン中心になった採用活動の手助けになれば幸いです。
就活においてのスマホとパソコンの活用状況
一般開発法人雇用開発センターが全国の大学3年生362名に実施したアンケート結果で、就活に「パソコンは使わずスマホだけで活動した」と答えた割合は22.4%、「スマホが殆どでパソコンは時々使った」と答えた割合は36.7%、合計で59.1%です。
対して「スマホは使わずパソコンだけで活動した」と答えた割合は1.1%、「パソコンが殆どでスマホは時々使った」答えた割合は6.9%、合計で8.0%と、1割を切っています。
就活生がスマホをメインに就職活動を行っていることがうかがえます。
参考:2020年卒大学生就職活動調査
https://www.earc.or.jp/wp/wp-content/uploads/2019/03/release-2020student-research.pdf
就活生のSNS利用状況
就職情報会社のディスコ(東京・文京)の調査によると、約6割の就活生(21卒)がSNSを就活で使ったことがあると答えています。
下記には一般的に就活生とされる10代から20代のSNS利用状況をまとめました。
参考:株式会社ディスコ https://www.disc.co.jp/
■年代別SNS利用状況
13~19歳:80.5%
20~29歳:87.1%
10代から20代の約8~9割がSNSを利用しています。
参考:令和2年版情報通信白書 ICTサービスの利用動向
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r02/pdf/n5200000.pdf
■日常生活で利用するSNS
LINE:98.6%
YouTube:84.3%
Twitter:78.0%
Instagram:73.3%
Facebook:18.9%
■就活で利用するSNS
LINE:47.9%
YouTube:31.6%
Twitter:36.8%
Instagram:19.0%
Facebook:4.9%
日常生活で殆どの人が利用しているLINEを、約5割の就活生が就活にも利用しています。
日常的に使っているツールであり普段から頻繁に確認している点や、メールよりも気軽に質問できる点が魅力です。
最近は匿名で参加できるサービス「LINEオープンチャット」の利用も増えているようで、匿名性や情報のスピード感、企業とのやり取りに手軽さを求める就活生に人気があるようです。
LINEの次に就活でよく利用されているSNSはTwitterです。
Twitterは匿名性が高く良くも悪くもネガティブな生の声を聞くことができる点、その企業の雰囲気や働いている人の姿を見ることができる点などが特徴です。
昨今の就活生が重視している「社風・人」を見ることができるSNSとして需要が高いのではないでしょうか。
3番目に就活での利用率が高いのはYouTubeです。
コロナ禍の影響によって、YouTubeで企業説明会やプロモーションを実施している企業が増えていることが利用率が高い理由の一つだと推測されます。
参考:
2022年卒10月1日時点の就職意識調査
https://www.disc.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/10/202010_gakuseichosa_k.pdf
就職活動時のコミュニケーションツールに関する調査
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000121.000011666.html