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AWS IoT Enterprise Buttonを押して、メールが受信できるか検証してみた1.

いきなりですが、皆さんはAmazonダッシュボタンをご存知ですか?

ボタンを押しただけで、Amazonからお水や洗剤などが配達される例のボタンです。

ボタンを押しただけで、買い物ができるなんて・・・世の中どんどん便利になってきてると感じる今日この頃ですが、もしボタンを押した時、どのような動作をするのかを自分で作りこむことが出来たら・・・そんな欲望を叶えてくれるのがこの「AWS IoT Enterprise Button」です。

実は私も、最近までこんな製品があるなんて知らなかったのですが、私の横の席に座っている心優しき上司が勉強のためにと、私物の「AWS IoT Enterprise Button」を貸してくださいました!

今回は「AWS IoT Enterprise Button」についての知識が全然なかった私でも、ボタンを押しただけで、自分にメールを送ることができるのかを検証してみたいと思います!

まず、「AWS IoT Enterprise Button」についてですが、どういった仕組みで動くのかを、簡単に説明させていただきます。

IoTとは?

最初に説明させていただくのは、「IoT」についてです。「IoT」は「Internet of Things」の略称で、「Things(物)」が「Internet(インターネット)」に接続されて、情報交換する事で、色々と便利な事を実現する仕組みのことを言います。

例としては、外出先でスマホからインターネットを経由して、お掃除ロボット(物)にお掃除させたり、専用の腕時計(物)を着けているだけで、インターネットを経由して、その人のスマホに心拍数などの健康情報を蓄積したりなどがあげられます。

では、今回の「AWS IoT Enterprise Button」(Things)が、インターネットを経由してどこに繋がっているかというと、それが「AWS」になります。

AWS(Amazon Web Service)とは?

「AWS」は「Amazon Web Service」の略称で、ショッピングサイトで有名なAmazonが、自社のショッピングサイトを構築した際の仕組やアプリケーションを、一般ユーザーにも使えるようにしたものになります。

「AWS」は公式サイトでアカウントを作成すれば、誰でも利用できて、2018年時点で100以上のサービスが利用できます。

「AWS IoT 1-Click」サービスでメールを送信

そのサービスの中で「AWS IoT 1-Click」というサービスがあり、「AWS IoT Enterprise Button」はそのサービスと情報交換して、色々と便利な事を実現するすることになります。

「AWS IoT 1-Click」の中では、「AWS Lambda(ラムダ)」と呼ばれるサービスが中で動いており、そのサービスにボタンを押した時、何を実行してほしいかプログラムを書いて設定しておくと、色々と便利な事(プログラムで設定した内容)が実行できるといった仕組みになっているようです。

「プログラムを書かないといけないのか・・・」と思われた方、ご安心ください!
「AWS IoT 1-Click」には、メールを送るのような皆が良く使うであろうプログラムが、テンプレートとして用意されているため、プログラムを書かなくてもメール送信くらいなら簡単に行うことができます。(今回もそのテンプレートを使わせてもらいました)

まとめ

ここまでの内容から、ボタンを押してからメールがくるまでの仕組をまとめると以下のようになります。

1.「AWS IoT Enterprise Button」のボタンを押す
2.インターネット経由で、AWSのサービス「AWS IoT 1-Click」が起動
3.「AWS IoT 1-Click」で用意されている、メールテンプレートの設定(宛先や本文)でメール送信
4.指定した宛先にメールが届いていることを確認

ここからは実際にボタンを押して、メールを受信できるか検証しようと思いましたが、少し長くなりそうなので、続きは次回にしたいと思います。

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この記事を書いた人

長濱靖知

Creative & Development Division