WEBサイト運用で役に立つヒートマップ分析についてご案内します。
WEBサイトはリリースしたあとの分析と改善が成果を出すためには非常に重要です。
分析ツールとしてはアナリティクス等のアクセスデータを参照することが多いですが
ヒートマップを組み合わせて分析することで、ユーザーの行動を可視化してよサイトのどこがボトルネックになっているかが発見しやすくなります。
ヒートマップとは
ページに訪れたユーザーがどこまでスクロースしてコンテンツを見たか、どのボタンをクリックしたのか、どのコンテンツに注意を割いたか(コンテンツを読んだか)が可視化できるツールです。
例を見ると分かりやすいのですがサーモグラフィーのようにユーザーが注意を払った部分が赤く表示されます。
クリックヒートマップ
ページ内のどこをクリックもしくはタップしたかが分かります。
またユーザーがリンクと誤認してクリックしてしまっている箇所も見える化できます。
アテンションヒートマップ
ページにアクセスしたユーザーをどのコンテンツにどれぐらい注意を払ったのかが分析できます。また、スクロールマップでは何%の人がどこまでページをスクロールして離脱したかも分かります。
アクセス解析ツールでは、ユーザーがどこからアクセスしてどのページを閲覧したかは解析可能ですが、通常ページの上から下までしっかりコンテンツを見たユーザーも、途中で離脱したユーザーも同じ1アクセスとカウントされます。アクセス解析とヒートマップ分析を組み合わせることで、よりユーザーの詳細な行動を軸にした分析・改善が可能になります。
改善例)
見てほしいと考えているコンテンツがしっかり読まれていない
→デザインを変更する
→アイキャッチを変更する
→コピーを変更する
→文章のボリュームを絞る
見てほしいと考えているエリアまでユーザーが到達していない
→コンテンツの順番を入れ替える
→ページ上部にアンカーリンクを設置
→別の導線を設ける
メインナビゲーションでのクリック数にバラつきがある
→ユーザーに必要ないメニューを精査してよりストレスなく操作できるように設計
→リンク先のページの内容がより伝わりやすいように文言やアイコンを変更
各社が提供しているヒートマップツールには無料プランが用意されています。
まずはサイトのトップページだけでも導入して、サイトの設計とアクセスしたユーザーの行動にギャップがないか確認することをおすすめしています。
おすすめのヒートマップツール
弊社ではMicrosoft製のClarityをおすすめしています。
無料で利用できますが、ヒートマップの他に録画データも分析できるため、ページの改善に役立ちます。
Clarityについてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。
無料なのに高機能の分析ツール【Microsoft Clarity】の画面と用語を説明
https://dt-media.jp/column/clarity
Microsoft Clarity
https://clarity.microsoft.com/
導入もタグの埋め込みだけで簡単です。
弊社では既に運用されているサイトの分析・改善も多くご相談いただいておりますので興味を持たれた方はお気軽にご相談ください。