Webサイトを作りたいと思った時、必ず用意しないといけないのがサーバーです。
ただ、サーバーを用意すると一口で言っても、色々な方法があるため、
初めてWebサイトを作る方にとっては中々ハードルが高いのではないでしょうか?
今回はWebサイトを制作する上で、どのようにサーバーを選べばいいのか、
まとめてみたいと思います。
そもそも、「サーバーって何?」という方は↓の記事がわかりやすいかと思います。
サーバーを用意する方法
サーバーを用意する方法は、大きく分けて以下の2つがなります。
1.自分でサーバーを買ってきて、用意する。
2.業者が提供しているサーバーを借りる。
「1」に関しては、サーバーを自分で買ってきて、設定、公開作業、その後の運用などを、
全て自分で行う必要があるため、かなり難易度が高い方法となります。
また、サーバーの購入費・電気代・故障した場合の修理費などの費用が発生するため、
コストもかなり高くなる傾向にあります。
また、個人情報などを取り扱っていて、セキュリティーを担保するために、
自分でサーバーを準備したいといったお話もあるかと思われます。
ですが、セキュリティーを担保するためには、様々な事を考慮・対策する必要があるため、
そこでもかなりの費用がかかります。
なので、よほど特殊な理由がない限り、
弊社では「2」の方法をお勧めしております。
レンタルサーバーサービスとクラウドコンピューティングサービスの違い
「2」の方法でサーバーを用意しようとなった場合、
一番迷うのはどの業者からサーバーを借りれば良いのかではないでしょうか?
サーバーを提供している業者も、その内容を見てみると、
2つに分けることが出来ます。
1..レンタルサーバーサービス(さくらインターネット、CPI、ロリポップ、hetemlなど)
2..クラウドサービス(AWS、GCP、Azureなど)
どちらの業者と契約してもサーバーを用意する事は可能です。
ですが、それぞれが提供しているサービスの内容が違うため、出来る事・出来ない事に違いがあります。
それぞれの違いを簡単ですが、以下にまとめます。
レンタルサーバー
特徴
・一般的なWebサイト(コーポレート、EC、LP、ブログなど)を作るのに特化しているサービス
メリット
・ブログ作成でよく使われるWordPressや、ECサイト用のEC-CUBEなどを、管理画面から簡単にインストールする仕組みが用意されている
・基本的にサポートが利用できるため、設定や不具合で困ったときは問合せが出来る
・月額の費用が比較的安い
デメリット
・サーバーの設定で変更出来ない項目が多い(Web・DBの設定など)
・契約後にサーバーのスペック増強しようとしても、直ぐには対応できない
※一年で12月だけサイトのアクセスが多いため、その月だけスペックを上げるみたいなことができない
クラウドコンピューティングサービス
特徴
・「1」で紹介した、自分でサーバーを買ってきて用意するを、比較的簡単に低価格で行うことが出来る
メリット
・自由度が高い(サーバーの設定が変更、スペック増強、冗長化構成の構築が比較的容易)
・レンタルサーバーでは提供されていないサービスが提供されている((動画の大量配信用サービスや、IoT製品の連携サービス、その他多数)
デメリット
・設定や操作するには専門的な知識が必要
・サーバーの設定で変更出来ない項目が多い(Web・DBの設定など)
・やりたい事によっては、月額の費用が高くなる
まとめ
「結局、どの業者で契約したら良いんだ?」という声が聞こえてきそうですが、これはWebサイトを作ってどのような事をしたいかによります。
一般的なコーポレートサイトやECサイトをお考えであれば、レンタルサーバーでも十分だと思います。
弊社ではさくらインターネットや、CPIをで構築させて頂く事が多いです。
また、どのプランが良いのかについては、さくらインターネットのプランを例に挙げさせていただきますと、一般的なブログやコーポレートサイトであれば、スタンダートプラン以上でお願いしており、ECサイトの場合はビジネスプラン以上をオススメしております。
既にコーポレートサイトやECサイトをお持ちで、サイトへのアクセス状況が予想出来る場合は、その数値から適切な契約プランを提示させていただいております。
その他にも、今後どのような施策を行いたいや、アクセスの集中に耐えれるようにして欲しいなどのご要望がありましたら、クラウドコンピューティングサービスでの契約をご提案させて頂く事も可能ですので、まずはお気軽に弊社までお問い合わせ頂けますと思います。