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ECサイトにおける適切な決済方法は?メリット・デメリットを解説!

ECサイトには様々な決済方法がありますが、ターゲットや商品等によって適切な決済方法を導入する必要があります。
今回はECサイトにおける代表的な決済方法6選の特徴を、メリットとデメリットを挙げつつ解説していきます。

①クレジットカード決済

言わずと知れたECサイトにとって不可欠な決済方法。
クレジットカードを利用し、お客様の信用(クレジット)により後払いで商品を購入する仕組みになります。

メリット

ユーザーにとっては、手元に現金を持ち合わせていなくても支払いができ、スムーズに買い物ができるのが特徴です。
また支払い回数によりますが、手数料がかからないといった点もメリットの1つです。
事業者側にとってはクレジットカードの利用者が多く、販売機会損失のリスクを低減できる点や、代金未回収時にはクレジットカード業者が対応してくれる点が挙げられます。

デメリット

カードの不正利用による※チャージバックのリスクが挙げられます。
クレジット会員が支払いに同意しない、あるいは支払いに身に覚えがない等のトラブルが発生した時に、事業者はカード会社に返金をしなければなりません。
そして不正利用で商品の届け先がカードの持ち主と異なる場合、商品が戻って来ないリスクが高く、損失を被ることも考えられます。

※チャージバック:クレジットカード会社がECサイトでの売り上げを取り消すこと。

②コンビニ決済

商品購入後に発行される「払込票」もしくは「払込番号」をもとに、コンビニエンスストアで代金を支払う決済サービスです。

メリット

「クレジットカードをそもそも持っていない」「カードを持っていてもセキュリティ的に不安」「手元のお金を把握したい」などといった考えから現金派のユーザーに対応できるのが大きな特徴です。
事業者にとっては未成年などクレジットカードを使えないユーザーにカバーできる点や、入金を確認してから商品の発注や配送ができるため、代金未回収や商品キャンセルといったリスクが低い点が挙げられます。

デメリット

決済の際はコンビニに出向く必要があるため、ユーザーに手間が掛かってしまう点が挙げられます。
それに付随して、払い込みの遅延や払い忘れによって注文がキャンセルになる可能性も考えられます。

③代金引換

商品が届いたときにユーザーが代金を宅配業者に支払って、商品を受け取る決済サービスです。

メリット

コンビニ決済同様に現金派のユーザーに対応できるのはもちろんですが、支払いのために外出する手間が省ける点が特徴です。
事業者側にとっては代金と引き換えに商品を渡すため、不払いなどのトラブルを防止できる点が挙げられます。

デメリット

ユーザー側は受け取り時に支払いができるよう事前に十分な現金を用意する必要があります。
また、女性ユーザーにとっては「一人暮らしの自宅に宅配員がくる際にドアに開けることに抵抗がある」「アンチエイジングの化粧品などは誰にも見られたくない」といった点から、あまり好まれない傾向にあります。
事業者側にとっては手数料が高い点や、受取拒否の場合でも送料はかかってしまうので注意が必要です。

④後払い決済

商品を受け取った後に送られてくる封書に入った振込用紙から、コンビニや銀行などで代金を支払う決済サービスです。

メリット

ユーザーにとっては、初期不良やサイズなど実物を確認してから料金を払える点が挙げられます。
事業者側にとっては、実物とのギャップに不安を感じ、購入を悩んでいるお客様の心理的ハードルを下げることができて、購入を後押しすることができます。

デメリット

コンビニ決済同様、ユーザー自身が支払い場所まで行かなければなりません。
事業者側にとっては代金が支払われなかった場合、代金回収の運用コストが発生します。
また返品の場合、代引き同様商品発送にかかった手数料は取り消されることはないので注意が必要です。

⑤キャリア決済

ソフトバンクやNTTドコモ、auといったキャリアの携帯電話料金とECサイトで購入した商品の代金をまとめて支払える決済サービスです。

メリット

クレジットカードを持っていない若年層も決済が可能である点や、クレジットカードと比べ長いカード番号の入力はなく、キャリアで登録した情報で本人認証可能といった点が挙げられます。

デメリット

ユーザー側が決済可能であるキャリアを使っていないと、そもそもキャリア決済が利用できないので注意が必要です。
事業者側には手数料がかかりますが、クレジットカード決済と比べ1.2〜1.5倍と高めになっています。

⑥ID決済(AmazonPay、楽天Pay、PayPayなど)

Amazonや楽天、PayPay等の外部サービスに登録された会員情報と連携ができるキャッシュレス決済です。

メリット

外部サービスの会員情報が紐づけられるため、ユーザーは会員登録や配送先登録、さらには決済情報の登録の手間を省けます。
それによってスムーズな購入体験を提供できるため、かご落ち防止による購入率を上げることができます。

デメリット

強いて言えばID決済を提供している企業と契約や導入までの手続き等に時間がかかることです。
ですが、決済代行会社を利用することで回避できるので、そこまでデメリットではないかと思います。


今回はECサイトにおける代表的な決済方法の特徴を解説しました。
ECサイト運用中の方はもちろん、これからECサイト構築を検討している方の参考になれば幸いです。


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この記事を書いた人

窪田隆ノ介

Creative & Development Division