Webサイトを運用されているお客様において、購入や問い合わせなど目標を設定しているかと思いますが、目標達成のために大前提となるのがサイトへのアクセス数。
今回は検索流入に着目し、検索からのアクセス数を増やすための方法をウェブ担当初心者の方でもわかりやすいように解説したいと思います。
目標数値への考え方
※業界や扱うサービス等によって数値は変わってきますので、あくまで参考程度にご覧ください。
アクセス数
まず、目標のコンバージョン数(以下CV数)に必要なアクセス数を算出します。
算出の仕方は以下の通りです。
「必要なアクセス数=目標CV数÷コンバージョンレート(以下CVR)×100」
例えば、とある通販会社がECサイトでの月の目標売上数(CV数)を10件と掲げていたとします。
ECサイトアクセスからの購入率(CVR)が0.5%の場合、購入に至るまでに必要なアクセス数は以下の通りになります。
「10÷0.5×100=2000件」
検索の表示回数
次にその2000件を検索から得る場合、検索結果でどれくらい表示されないといけないかを考えます。
表示回数の算出の仕方は以下の通りです。
「表示回数=アクセス数÷クリック率×100」
ここでは検索結果が1位と仮定し、クリック率はSEOクラリティの2021年のデータより13.94%とします。
(引用:https://www.seoclarity.net/mobile-desktop-ctr-study-11302/)
これを式に当てはめると
「200÷13.94×100=約14357回」
つまり、検索で約14357回表示されないと2000件のサイトアクセスにつながらないという考え方ができます。
もちろん、表示順位が下の方に行くほどクリック率は下がる傾向にあるため、表示回数はさらに必要なるということです。
結論
長々となりましたが結論、検索流入を増やすには
①掲載順位を上げて検索結果の表示回数を増やす
②検索結果でのクリック率を上げる
必要があります。
では、次にそれぞれの対策について見ていきましょう。
検索流入、アクセス数を増やすために
①検索結果の掲載順位を上げる
具体的にはブログなどのCMSに検索の見込みがあるキーワードを盛り込むことがメインになるかと思います。
盛り込むキーワードの種類は次の2パターンです。
⑴現状で表示回数とクリック率が高いキーワード
こちらは『Googleサーチコンソール』を活用することで調査可能です。
自社のサイトがどんなキーワードで検索されたことで検索結果に表示されているのかが把握できます。
検索されたキーワードの表示回数や順位、さらにクリック率も確認できますので、流入の見込みがあるキーワードをコンテンツに盛り込んでいきましょう。
⑵競合が少ないキーワード
検索回数が多いけど検索結果の件数が少ないキーワードを見つけて埋め込んでいきます。
こちらはGooglechromeの拡張機能にもなっている『Ubersuggest』を利用するのがおすすめです。
拡張機能を追加してオンにすることで、検索時に関連したキーワードはもちろん、それが月に大体どれくらい検索されているのか(Vol)、さらに競合は多いのかどうか(SD)が知ることができます。
競合が少ないと上位表示を狙える可能性が高いため、ぜひここからもキーワードを調査してコンテンツに盛り込んでいきましょう。
↓グーグル検索で「ウェブ制作」と検索した場合の関連キーワード
②検索結果で目に留まらせる
具体的には検索結果で表示される『メタタイトル』と『メタディスクリプション』の見直しです。
結果が1位じゃなくても目に留まればアクセスはしてくれます。
検索結果で他社と差別化することでクリック率を上げていきましょう。
(改修例)
・タイトルの一部キーワードに炭かっこ【】を入れて強調
・ディスクリプションに自社の強みや魅力などを盛り込む