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【shopify】メールを自動化して効率よくリピーターを獲得する方法

みなさんこんにちは。
突然ですが、メールマーケティング、大変じゃないですか?

例えば通販サイトだと以下のものが考えられます。
・新商品情報の案内
・初回購入者特典の案内
・会員限定メルマガ(クーポンやシークレットセールなど)
・商品購入後のフォローメール


メールマーケティングのコンテンツは数多くあります。

これらすべてのメールを作成し、送信する顧客のセグメント・タイミング、その後のアクションを手動で行うのはとても大変な作業になります。


そこで今回は、shopifyで使えるデフォルト機能の一つ、メールマーケティングの自動化方法をご紹介いたします!

 

 

そもそもメールマーケティングって?

簡単に言うと、既存顧客や見込み顧客に対して、自身の会社やその商品の情報等を、メールを使って発信するマーケティング手法のことを言います。

顧客との関係性の構築や維持のためには欠かせない施策と言えます。

 

メールマーケティングのメリット・効果

メールマーケティングには以下のメリットがあります。

 

高い効果が期待できる

メールを使用することで、顧客との直接的な関係性が構築できるため、反応率やコンバージョンに繋がる可能性も高くなります。

 

②セグメントの作成

顧客の属性や行動をセグメントすることで、そのセグメントに適した配信を行うことができます。
それによって、より顧客の興味関心によりそったコミュニケーションが可能になります。

 

③低コストで実施可能

DMや広告などに比べると、広告費や印刷・郵送費などがかからない分、低コストで実施が可能です。
広範囲の顧客に対して、費用対効果の高いマーケティングが期待できます。

 

④リアルタイムな情報発信

例えば、セール期間中の売上をもっと上げたい時など、メールの準備だけで、即座に広範囲の顧客に情報を発信することができます。

 

 

自動化のメリット

上述のように、メールマーケティングには様々なメリットがあります。

しかし、実際に配信する際には、どの顧客範囲に、どんな内容で、どのタイミングで配信するかを設定・準備しなければなりません。

メールマーケティングの自動化を行うと、顧客セグメントの設定・配信タイミングを決まった内容で自動的に配信することができます。

 

一つ例を挙げると、「初回購入者に対して、購入一週間後に、商品の使い方とレビューキャンペーンの内容を配信する」場合、すべて手動で行うと、毎日購入履歴を見ながら初回購入者をピックアップ→ピックアップした顧客一人一人に対して、一週間後に決まった文面を手動で配信、という流れになります。

しかし、自動化しておくと、「初回購入者」というタグを自動で収集→収集した顧客データに対して、一週間後に決まった文面を自動で配信、となります。

つまり、設定さえしておけば、特に手動でなにか行う必要がなく、適切なマーケティングを行うことができるということです。

 

 

分析ができるというメリットも

メールマーケティングを行う場合、基本的には、なにかしらのマーケティングツールを使用します。

その際に、各メールの開封率やクリック率、メールからのCV数など、マーケティングに関する様々な指標を計測することができます。

いくら自動化を行っても、配信するメール自体の反応がよくなければ意味がありません。

このように、マーケティング内容を精査していくためにも、メールマーケティングの分析ができるというメリットは大きいものになります。

 

 

どういったメールが自動化できる?

そもそもどのようなメールの内容が自動化できるのでしょうか?

今回ご紹介するメールマーケティングの自動化で考えておくべきことは以下のことです。

①顧客のアクション
②アクションの条件
③ショップからのアクション(メールの送信)

①顧客のアクション

顧客がどのようなアクションをしたかによって、設定したメールマーケティングが発火するという仕組みです。
例)支払い完了・会員登録・注文完了など

②アクションの条件

顧客が行ったアクションに条件を追加して、その条件を満たす場合に次のステップに進みます。
例)初回購入・特定の商品グループ・会員からの購入など

③ショップからのアクション(メールの送信)

これはそのままですね、マーケティングメールを送ります。
(今回はメールマーケティングに限定していますが、shopifyのマーケティングの自動化では、顧客へのタグの追加なども最後のアクションとして設定できます。)

以上のことから、顧客のアクションがはっきりしていることが前提条件となります。

例えば、初回購入者特典や新規会員登録特典などが挙げられます。

逆に、新商品情報などの顧客のアクションが必要ないものはあまり自動化に向いていません。

メールマーケティングの自動化設定方法

shopifyでメールマーケティングの自動化を設定する方法は、

①管理画面の「マーケティング」から「自動化」を選択
②「オートメーションを作成」から、テンプレートを選択(該当するテンプレートがない場合は「カスタムメールのオートメーション」を選択)

となります。

ここからトリガーの設定(顧客のアクション)、条件(アクションの条件)、アクション(ショップからのアクション)を設定していきます。


「初回購入者特典」のオファーメール

shopifyのマーケティングの自動化機能は、非常に多くのトリガーや条件、アクションを設定することがあります。
そんな様々な組み合わせの中でも、「初回購入者特典」のオファーメールの設定方法をご紹介いたします!

まずは、フローの組み立てを行います。
今回は以下の流れでメールが送信されるよう設定していきます。

①初回の購入である場合
②二週間後
③初回購入者特典のオファーメール送信

①初回の購入である場合

「Order paid」を選択→Outputから「条件」を選択→「基準を選択する」から「Customer」を選択し、「NumberOfOrders」を選択→条件を「Equal to」を選択し、NumberOfOrdersに「1」と入力

これで、「支払いが完了」をトリガーに、その後のステップに進む条件を「初回購入」に設定ができました。

②初回購入者特典メールの送信

先ほど設定した条件の「Then」を選択し「アクション」を選択→「Wait」を選択し「2weeks」を選択

これで、購入日時から「二週間後に次のステップに進む」という設定ができました。

③初回購入者特典のオファーメール送信

「Output」を選択し「アクション」を選択→「Send marketing email」を選択し送信するメールを選択
※メールを選択する際は、あらかじめマーケティング内容に沿ったテンプレートメールを作成する必要があります。

以上で、「初回購入の場合、二週間後に、初回購入者特典のオファーメール送信」という、マーケティングメールを自動化することができました。

 

 

まとめ

今回はshopifyの「初回購入者特典のオファーメール」に限定して設定方法をご紹介いたしましたが、トリガーや条件、アクションの組み合わせで様々な内容の自動化が可能になります。

この自動化で効率のよいマーケティングを行うことができます。

ただ、注意しないといけないのは、いくら自動化を行っても、マーケティングの内容自体を精査していかなければ、成果に繋げることは難しいです。
どのセグメントに、どんな内容を、どのタイミングで配信するか、このような戦略を立てながら成果を最大限上げていけるのがメールマーケティングのいいところでもあります。

まずは、上記の戦略を立てて、分析し、新たな施策を試していく、このような流れで進めていくことをおすすめします。

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この記事を書いた人

尋木 風都