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【Shopify】 顧客管理お客様セグメントを活用したマーケティング

Shopifyにはお客様の購入履歴や住所、メールアドレスなど顧客情報を管理した顧客管理ページがあります。顧客管理ページにある「お客様セグメント」を活用してお客様を情報ごとにセグメントすることで様々なマーケティングに利用可能です。
この記事ではメルマガ配信や分析などマーケティングに役立つお客様セグメントの方法をご紹介いたします。

お客様セグメント事例

下記のようなお客様情報に応じたセグメントが可能です。

・購入履歴に基づくセグメント
 過去に購入した商品や、商品の種類、価格帯によるセグメント

・顧客の購入頻度に基づくセグメント
 過去の購入履歴から、顧客の購入頻度を把握し、それに基づいたセグメント

・顧客の購入金額に基づくセグメント
 過去の購入履歴から、顧客の購入金額を把握し、それに基づいたセグメント

・顧客の興味・関心に基づくセグメント
 顧客が興味を持っている商品やカテゴリによるセグメント

・顧客の地域に基づくセグメント
 住所や地域ごとのセグメント

これらのセグメントを利用することで、顧客に合わせたマーケティング施策を行うことができ、売り上げに直結することが期待できます。
次のフェーズでは実際にお客様セグメント方法を説明します。

お客様セグメント設定方法

それでは実際に設定していきましょう。
例として、「初回注文日が過去1週間以内かつ10,000円以上購入したお客様」を絞り込んでいきます。

Shopifyの管理画面にログイン後、顧客管理を選択

入力欄を選択すると
・顧客タグ
・注文数
・メールサブスクリプションのステータス
・お客様のメールドメイン
・お客様の言語
・お客様アカウントのステータス など
様々な目的に応じた演算子が表示されます。

表示されたポップアップ内から「初回注文日」を選択

入力欄に初回注文日の演算子「first_order_date」が表示されます。
このように選択に応じて入力欄に演算子が追加されます。
次に「過去7日間」を選択

ここで「絞り込みを適用」を選択すると「過去7日間に初回注文された顧客」が選択されますが、今回は「初回注文日が過去1週間以内かつ10,000円以上購入したお客様」が対象なので、「10,000以上購入いただいた方」を追加していきます。

「別のフィルターを追加」を選択

次に「支払合計」を選択

「より大きい」を選択

入力欄の最後に「10000」と入力し、「絞り込みを適用」を選択

すると顧客情報から「初回注文日が過去1週間以内かつ10,000円以上購入したお客様」2名のお客様が選択されました。
このように目的に応じたお客様をセグメントすることが可能です。

今回セグメントした「初回注文日が過去1週間以内かつ10,000円以上購入したお客様」を画面右の「セグメント情報を保存する」から保存して、いつでも呼び出すことが可能です。

お客様セグメントを利用したマーケティング

セグメントを利用したメール配信、ディスカウントの設定について、ご説明します。

まずはセグメントを選択します。
画面中央左の「お客様セグメント」を選択するとポップアップが表示されます。
「すべての顧客」「メール配信可」「メール購読者」などあらかじめセグメントが設定されています。
先ほど説明したセグメントも保存するとここに表示されます。

お客様セグメント選択後、画面右の「セグメントを使用」ボタンを選択

ポップアップで「Email」と「ディスカウント」が表示されます。
マーケティングに応じた施策を選択可能です。

テンプレートの活用

施策のカテゴリごとにあらかじめテンプレートが準備されています。
選択後、テンプレートを使用するボタンで演算子を読み出すことができるので、該当する数値や金額を調整して活用ください。

「テンプレートを検索」を選択

テンプレートが表示されます。

下記、テンプレートに準備されている施策の各カテゴリ別の内容です。

〇初回のお客様エンゲージメントを高める

・登録者を初回のお客様に変える
最近メールを開封したメール登録者に初回購入を促します。

・メールマーケティングにオプトインした初回のお客様
お客様の初回注文後に商品をオファーすることで、リピート注文を促進します。

・特定の商品を購入した初回のお客様
お客様に招待状を送り、アカウントを作成してもらうことで、スピーディーなチェックアウト、注文状況の簡単な確認、注文履歴の表示が可能になります。

〇価値の高いお客様エンゲージメントを高める

・特定のタグを持つ商品の購入金額が高額なお客様
ストアで多くの費用を費やし、特定のタグを持つ商品を購入したお客様にアップセルを行います。

・価値と購買意欲が高いお客様をエンゲージさせる
多額の購入を行い、最近メールをクリックしたお客様をターゲットにします。

・最近の購入金額が高額なお客様
お客様の購入金額や前回の注文時期に応じて、お客様には新しい期間限定の先行販売情報をメールで送ります。

・ストアでより多くの買い物をする可能性のあるお客様
予測される購入額の階層とは、お客様の潜在的な購買力を「高」「中」「低」の階層に分けて予測するものです。
予測される購入額の階層が高いお客様には、ターゲットを絞ったキャンペーンを行い、ロイヤリティを高めて収益につなげましょう。

〇お客様のリエンゲージメントを高める

・最近メールを開封し、一定額を支払ったお客様
最近メールを利用したお客様を探し、支払い額に応じてメッセージを調整します。

・以前はエンゲージメントが高かったお客様
ストアから以前はたくさん購入していたお客様を取り戻すようにしてみます。

・最近購入を行ったお客様
メールマーケティングにオプトインして最近注文を行ったお客様をターゲットにすることで、リピート購入を増やしましょう。

〇チェックアウト離脱したお客様を呼び戻す

・最近チェックアウト離脱したお客様
過去30日間にカゴ落ちしたお客様です。
クーポンコードを送ることで、ストアに戻ることを促し、注文を完了してもらいます。

〇購入行動をターゲットにする

・特定のタグを持つ商品を購入したお客様
特定のタグを持つ商品を購入したお客様に関連商品のマーケティングを行います。

・一定期間内に特定の商品を購入したお客様
お客様に最新バージョンの商品を購入していただくように促したり、よく一緒に購入される商品をクロスセルしたりします。

・特定の商品を購入したお客様
特定の商品を購入したお客様に関連商品のマーケティングを行います。

〇特定のロケーションをターゲットにする

・特定の州(地域)や都市のお客様
特定の州や都市、その他の地域に配送先や請求先などの住所があるすべてのお客様です。

使用方法の説明について

詳細な使用方法の説明についても画面から確認可能です。
画面右の「?」を選択

Shopifyから公式のリファレンスガイドが紹介されているのでこちらも参考にされてください。
https://help.shopify.com/ja/manual/customers/customer-segmentation/customer-segments/customer-segmentation-reference/customer-segment-shopify

 

お客様セグメントの機能で比較的簡単に目的に沿ったお客様を絞り込むことが可能です。
マーケティングにはかかせない機能だと思いますので、施策に応じてご活用ください。

 

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この記事を書いた人

村尾 俊一

Creative & Development Division